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星の蒼さは 17

[568]  金太郎  2008-01-31投稿
日本国首都、東京を怒涛の勢いで占拠した月軍は現在、ゲリラ防止の為に瓦礫の山と化した中心部を放棄。埼玉、神奈川等東京近辺に軍を展開、虎視眈々と関東司令部成田要塞の攻略を狙っている。
「距離2000!アント級です!」
巡洋艦あおかぜが前方に巨大補給艦アント級を確認したのは作戦地点手前25?の所だった。
「アント級…攻撃目標ですね。大分予定進路からズレていますが…」
「問題ないわ。沈めます。総員戦闘配備『赤』を発令!」
「戦闘配備『赤』発令!!」
滝川の指示に従い、司令室は俄かに慌ただしくなる。艦内戦闘放送が入る。
(総員戦闘配備『赤』発令!繰り返す………)
艦内全てに行き届く戦闘放送により艦内が騒がしくなるのを滝川は全身で感じていた。文字通り『赤』い血が艦内を巡り、あおかぜという一個の生命体に活気をもたらす。
「両舷ミサイル装填始め。『零』隊出撃準備急げ」
アント級は速度を上げ、高度を下げている。どうやら逃げ切る腹のようだ。
滝川はここ二ヶ月程口にしなかった一言を発する機会を内心で心待ちにしていた。
純粋に敵を滅ぼす為の一言。敵に対する宣戦布告。

「攻撃開始ィ!!!」

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