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愛美?〜企み?〜

[96]  SAKI  2008-01-31投稿
その夜一本の電話が佐野に入った。
『佐野さんですか? 僕中津秀二です』
「秀二様…どうかなさいましたか?」
「実は愛美の事で話しがあるんです」
「なんでしょうか?」
「詳しくは電話じゃ話せないので東京第一ホテルの最上階にあるフレンチの店で待ってるよ」
「いえ…私は…」「じゃあ7時に!」そう言うと秀二は一方的に切った。「もしもし…」

言われた事や約束を破る事が出来ない佐野は行くしかないと思った…この際愛美を頼もうとも思った。




その夜愛美は秀二の車の助手席に居た。
「秀二さん…佐野との事で良い案があるって本当ですか?」
「うん…良い案があるんだ…」
「それはどんな…?」
「まあ食事してゆっくり話そうよ」
「…ええ…」愛美は少し気になったが秀二を信じる事にした。



「さあ…愛美…降りて…」
東京第一ホテルの前に車を止め自分も降りた。
ボーイに鍵を渡すと最上階の店へと向かった。


やがて店に入って夜景の見える窓際の席に二人は座る。

その頃佐野は約束通りに店に向かった。そして店に入ると辺りを見渡した。


秀二は佐野に気付いた。
「愛美…やっぱり僕は愛美が好きなんだ…」そう言うと秀二は愛美の手に手を乗せた…「秀二さん…何を…」「愛美を諦めるなんて…とても出来ない…」秀二は愛美の肩を抱き寄せた…「秀二さん…やめて下さい…離して…」
つぎの瞬間「ボカッ!!ドサーッ!!」秀二が床に倒れた。そこには怒りに震える佐野が立っていた。
「お嬢様に手を出さないで下さい!たとえ秀二様でも許しません!」


「…佐野!?…どうして此処に…」
「私は秀二様からお電話頂いて…」
「私も秀二さんから……秀二さんこれは…」


「上手く行ったみたいだね!」
秀二はそう言うと起き上がった。



…つづく…

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