席替え 〜2〜
毎日毎日、彼とのおしゃべりは続いた。「おはょ」から始まり「ぢゃあね!!」で終わる。彼がいるから、あたしは学校に行くのが好きになってた。彼は授業中でさえも後ろに居るあたしに体を向けて話し掛けてくる。時にはチョッカイさえ出してくる。ノートにシャーペンで落書きをしたり、時に可愛い絵を描いたりしてくる。最初は一緒に楽しんでるんだけど、だんだんとイライラに変わってくることもあった。あたしは気持ちが顔に出やすいから、彼もそれを感じ取るとすぐに「ごめん。」とノートに書いて前を向く。その素直さになぜか怒る気にもなれず、すぐに笑顔になってしまう私。
ある日の放課後、授業が終わり、彼とのおしゃべりを続けてたら、いつのまにか教室には二人だけになってしまった。あたしは部活があるから、席を立ち、彼にいつものように「ぢゃあね!!」と言ってドアに迎った。でも彼からの返事がなかった…。振り向いたら、椅子から立ち上がった彼が目の前に立っていて、あたしを抱き締めた。
「俺の気持ちわかんだろ??」
「今、わかった…」
「俺じゃ駄目か??」
「……。
だめじゃなぃ。
全然だめじゃなぃょ。」
その時、やっと実感した。あなたを大切な人だと感じていたのは、友達としてだけぢゃなくて、あなたが好きだったんだ。
あたしは恋をしてたんだ。
ある日の放課後、授業が終わり、彼とのおしゃべりを続けてたら、いつのまにか教室には二人だけになってしまった。あたしは部活があるから、席を立ち、彼にいつものように「ぢゃあね!!」と言ってドアに迎った。でも彼からの返事がなかった…。振り向いたら、椅子から立ち上がった彼が目の前に立っていて、あたしを抱き締めた。
「俺の気持ちわかんだろ??」
「今、わかった…」
「俺じゃ駄目か??」
「……。
だめじゃなぃ。
全然だめじゃなぃょ。」
その時、やっと実感した。あなたを大切な人だと感じていたのは、友達としてだけぢゃなくて、あなたが好きだったんだ。
あたしは恋をしてたんだ。
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