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捨てられ子5

[350]  鷹斗  2008-02-03投稿
リリリ〜♪
7時の目覚まし時計の音で僕は起きた。

横を見ると、少年はまだ寝ていた。
起こさないように洗面所で顔を洗っていると、少年は起きて来た。

「おはよう」
二人で挨拶を交わした。

少年は暫くすると、玄関に向かって歩いて行った。

「どこに行くの?」
少年を呼び止めた。
「ありがとうございました」
少年は頭を下げ出て行こうとした。
「待って!行く所あるの?」
少年に問いかけた。

「ないです」
少年が答えた。

「良かったら、暫く居てもいいよ」
自然と言葉が出た。

「いいんですか?」
少年は大変喜び、何度もお礼を言った。


それから暫く、少年と僕の生活が始まった。

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