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青い柿の種

[365]  消灯ボーイ  2008-02-04投稿
一粒、二粒、三粒 …。いつからだろうこんなにこの粒を口にするように なったのは?

あっ少し効いてきたかな…? 二十代 周囲の期待通りに社会のレールをみごとに脱線し少し大ゲサだが人生のパリ・ダカに挑戦したのだ 道なき道を進み心半ばにして挫折する
そんな時パートナーにも見放され自分自身さえも信じられず生きることにも疑問を持った毎日
そんな折 出会ったのが 青い柿の種 だった
この種の良いところは今現実に向きあわなければならないことを明日以降にしてくれることだ
そしてまた明日になれば種をまけば良い

そうして僕は二十年近く花の咲かない種をまいている


ああ 地面に吸い込まれる感覚 頭の中の竹槍が取り除かれ上半身は自分のものとも思えずなんともおかしな気分だ

さあ種に水をあげることにしよう
安物のウイスキーで十分だ みるみるうちに花が咲く 僕はどこに? さらに人が放つ言葉ともおもえない悪たれ!
何度も繰り返してきた また人は離れて行く


そういえば以前嫁がいたことがある この嫁 心療科の看護士さん ある時嫁が一言
『あんた うちの患者と同じ症状だよ しかも末期』
次の日嫁の勤める病院へ連れて行かれたそれにしても院長先生 手に負えないから他の施設って どういうことですか?もちろん その後離婚された あれにはまいったなぁ


でも院長先生 僕のお花畑はその年よく咲きましたよ。

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