手紙〜前編〜
やっと残暑も収まり過ごしやすくなってきた。
『良太が入院して1年ぐらいか。』
母の美和子は呟いた。当初は2〜3日の検査入院ということで大したことじゃないと思っていまが・・・・あれから1年も過ぎてしまった。
病名は長ったらしい名前で忘れてしまったが現代医学では解決法がない病気らしい。
医師の話では『精神的な部分が大きく影響してくる病気です。元気づけてあげることが唯一の治療法です』ということであった。
良太にとっての元気の源は2つあった。
一つは3日に一度会いに来てくれるお母さんの存在。そしてもう一つは3ヶ月前からやっている出会い系サイトで知り合ったユキちゃんとのメールのやりとりだった。
ユキちゃんも入院してるとのことでお互いに励まし合えるいい関係であった。
今日もまたメールがきた。
『体の具合はどう?ユキはね。良太クンとメールしてるからすごい元気です。良太くんも元気だしてね!』
こんな感じで約3ヶ月もメールをやりとりしてる。
蝉の鳴声も収まってきたある日、美和子が料理をしていると電話が掛かってきた。『白浜病院の南雲です。良太クンのことでお話があるのでなるべく早く病院までおこしください。』
美和子は心拍数が上がっていくのを感じた。
『良太が入院して1年ぐらいか。』
母の美和子は呟いた。当初は2〜3日の検査入院ということで大したことじゃないと思っていまが・・・・あれから1年も過ぎてしまった。
病名は長ったらしい名前で忘れてしまったが現代医学では解決法がない病気らしい。
医師の話では『精神的な部分が大きく影響してくる病気です。元気づけてあげることが唯一の治療法です』ということであった。
良太にとっての元気の源は2つあった。
一つは3日に一度会いに来てくれるお母さんの存在。そしてもう一つは3ヶ月前からやっている出会い系サイトで知り合ったユキちゃんとのメールのやりとりだった。
ユキちゃんも入院してるとのことでお互いに励まし合えるいい関係であった。
今日もまたメールがきた。
『体の具合はどう?ユキはね。良太クンとメールしてるからすごい元気です。良太くんも元気だしてね!』
こんな感じで約3ヶ月もメールをやりとりしてる。
蝉の鳴声も収まってきたある日、美和子が料理をしていると電話が掛かってきた。『白浜病院の南雲です。良太クンのことでお話があるのでなるべく早く病院までおこしください。』
美和子は心拍数が上がっていくのを感じた。
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