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甘いワナ?

[174]  夢月  2008-02-05投稿
僕は彼女と少し距離を置くことにした。


彼女を嫌いになったとか、そんな理由からではない。
むしろ、彼女を手放したくなかったから…


このまま彼女の近くにいたら、また傷つけてしまいそうだった。



彼女と距離を置いて、初めて気付いたことがあった。

どうやら僕は最近、女子に人気があるようだ。


ちらちらと様子をうかがう女子のグループも多かったし、
彼女らの話題に上ることも少なくなかった。

そのどれもが好意的なもので、聞いていない風を装っていても、思わず照れ笑いが口元に浮かんだ。


女子にモテて嬉しくないわけがない。


“彼女がいるから別に関係ない”


――なんて

達観して言えるほどモテたことなんてなかったから、
一時的にでも彼女のことを忘れ、浮かれてしまっていた。


まして、好いてくれている女子の中に、以前片思いしていた藤本さんもいたのだから、
その浮かれようは想像に難しくないと思う。



それが、彼女を深く傷つけていたなんて、僕は夢にも思わなかった。

感想

  • 8742: 二人の想いが、甘く切なくて私は好きです。続きがとても気になります。連載頑張ってください by 速見 [2011-01-16]

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