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essay

[326]  茜さくら  2008-02-07投稿
歳のはなれた彼と別れるまでにずいぶん時間がかかってしまった。

過ぎたいまとなっては時間の無駄に思える。


ずいぶんの間彼に対する思いや未練にさいなまれたものの、いざ私の気持ちがふっ切れる瞬間というのは意外な程あっさりしていた。


他に好きな男ができたのだ。


これが恋を終わらせる1番簡単な方法だと私は思っている。


新しい恋を見つけると、古い恋なんて簡単に忘れられる。

イイことも、ものすごくイヤだったこともすべて。


もし誰かが、私はその程度の恋しかしていないのだと非難するならそれまで。


それでも私はいつだって本気で恋をしている。

女性はいつだって恋に人生をかけていると思う。



私が人生で三度目にお付き合いしたその男性は優しかった。

私をだいじにしてくれた。


2番目にお付き合いしていた彼に対して私が望んでいたことを全て満たしてくれていた。


付き合ってすぐだったけど、彼は私の誕生日に指輪をくれた。

その時の私にとってはそれこそ望んでいたすべてだった。


彼は私をよく連れ出し楽しませてくれた。


彼はカラオケが好きで、私たちはよく友人と一緒にカラオケに行った。


彼とのお付き合いは楽しかったけど、彼は少し子供っぽくていいわけっぽく、ばかだった気がする。


これは私の悪いところかも知れない。


別れてしまった男性にまったく興味がなくなる。


彼氏として見れなくなるのはもちろん、友達としてやっていくなんていうのも考えられない。


なんだか私にとってまったく必要のない人間になってしまったみたい。

私って冷たいな。


彼との1番の思い出は、生まれて始めて妊娠したことだった。


彼との初めてのえっちは、夜中に車の後部座席でだった。


あの時だったのかな。


お付き合いを始めて2ヶ月くらいした頃に妊娠したことに気付いた。


私は状況的に考えて産むのは難しいとすぐに判断した。

おろすべきだと。


1度目彼に妊娠した話しをした時彼は、すごく喜んでくれた。

産んでほしいと。


彼があまりに喜んでくれたので、私は産みたくなった。


でも妊娠してから2度目に彼に会った時には、やっぱりいま産むのは難しいと言われてしまって私は諦めることにした。

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