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essay

[431]  茜さくら  2008-02-07投稿
気付く病院のベッドで眠っていた。

目覚めてすぐ、うっと気持ち悪くなって少し吐いてしまった。


次はトイレに行きたくなったが、手術後しばらくはトイレに行ってはいけないと看護士に止められてしまった。


さらに2時間くらい休んだらすぐに帰らせてもらえた。


帰り道で他の患者がその夫と思われる男性と一緒に病院に入って行くところをみてうらやましくなった。


私の彼は仕事のために病院に一緒に来ることが出来なかったのだ。

でも、こんなとき一緒に来てほしかった。


他の人がうらやましくて、私はなんだかみじめ。


一人の帰り道、手術後の診察で言われたことを考えていた。


取り出したあかちゃんのタマゴの中の内容物が不十分だと言われた。

よくわからないけどそれは子宮外妊娠の可能性があるらしいということだった。

そして子宮外妊娠だった場合、私は更に手術が必要らしい。

その際には私の命が危険にさらされるらしい。


果たしてそれが子宮外妊娠なのか否かというのは、これから年末年始保健所が休みに入るので休み明けにようやく保健所に検査に出すといわれた。


死ぬかもしれないとまで言っといて何言ってんのよ、と思った。


保健所が休みをとるために検査の結果がでるまで、不安を抱えて待つこちらの身になってほしい。


でも世の中ってこういうものなんだろうって思ったから、黙って従うことにした。


このことを彼に話すと彼はまた泣いた。


私は私の命が危険にさらされないよう願うだけだった。

それよりも取り出した私のあかちゃんがどこに行ってしまうのかが気になった。

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