激魂歌―ゲキコンウター
男子生徒の呟き―声―は、水面に透明なビー玉を落としたような、激しく、しかし、透きとおった声だった。
*
「もう女子生徒の殆どが持っているんですね、防犯ブザー。」
「そうですね、防犯ブザーを生徒が率先しと持ってくれるのは有難いづすよね。」
「えぇ、でも…」
「その防犯ブザーの事なんだが…。」
「「教頭先生!」」
教頭が少し困ったように首を掻く。
「少し派手ではないかい?」
「え、えぇ。そうですね。」
「確かに…。」
教頭の顔が僅かに歪む。
「防犯ブザーを禁止にしたいんだ。」
「「えー!!!」」
「いやいや、全てを禁止にするわけじゃないんだがね…。」
*
「もう女子生徒の殆どが持っているんですね、防犯ブザー。」
「そうですね、防犯ブザーを生徒が率先しと持ってくれるのは有難いづすよね。」
「えぇ、でも…」
「その防犯ブザーの事なんだが…。」
「「教頭先生!」」
教頭が少し困ったように首を掻く。
「少し派手ではないかい?」
「え、えぇ。そうですね。」
「確かに…。」
教頭の顔が僅かに歪む。
「防犯ブザーを禁止にしたいんだ。」
「「えー!!!」」
「いやいや、全てを禁止にするわけじゃないんだがね…。」
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