自分の普通と他人の普通
今まで普通に、ただまっすぐに歩いていたつもりなのに・・。
どこで歯車が噛み合わなくなっていたのだろう・・・。
−妹との決別−
私は、小さな田舎で育った。夏にはザリガニとり、冬はスキーや雪遊び。父は出稼ぎで、口うるさい母に、頭のいい姉と、頭の悪い妹。
父と母は仲が悪かった。盆や正月しか家にいない父だったが、父が帰ってくるたびに喧嘩ばかり。
私は父が大好きだった。夏は一緒に海で泳いだなどり、父親らしい役目ははたしてくれていた。私が小五の時、歳の離れた妹が産まれた。
その頃、すぐ下の妹、真紀子と同じ部屋にいる事に私は毎日うんざりしていた。
学校で、家であった、友達には聞かれたくないような事を平気で言い触らす・・当時『デブ』と呼ばれるに相応しかった私の体重を言い触らされた時も、小学生ながらに腹が立って仕方なかった。
そんな、ある夏の日一つ目の事件が起きた。
父と私と妹の真紀子、3人で浜辺で花火をしていた。浮かれた私は、お気に入りのワンピースを着て、父との花火を楽しんでいた。その瞬間・・『・・わぁッ』真紀子がいきなり、私に、花火を向けたのだ。腕に思いきり熱い感じが走り、焦げた臭い・・お気に入りのワンピースは袖が焼け焦げていた。『痛ぃッ』激痛も走った。父が私を急いで家に連れ帰り、びっくりした母に介抱され、痛み以上に、特に悪びれた様子もない真紀子に腹が立った。
火傷は思った以上に深く皮膚を焦がしていた。当分治りそうもない・・。その数日後に、学校の水泳大会を控えていた私は、更に憤りを感じた。水泳は大の得意で、リレーでもアンカーを努めるほどだった私は、練習も沢山していたし、勝利を確信するほどの自信もあり、楽しみにしていた。しかし、火傷のせいで欠席・・・あんなに練習したのに・・納得のいかない結末に、真紀子に対する不信感がふつふつとわいてきた。
そして−真紀子と決別する決定的な事件が起きた。
どこで歯車が噛み合わなくなっていたのだろう・・・。
−妹との決別−
私は、小さな田舎で育った。夏にはザリガニとり、冬はスキーや雪遊び。父は出稼ぎで、口うるさい母に、頭のいい姉と、頭の悪い妹。
父と母は仲が悪かった。盆や正月しか家にいない父だったが、父が帰ってくるたびに喧嘩ばかり。
私は父が大好きだった。夏は一緒に海で泳いだなどり、父親らしい役目ははたしてくれていた。私が小五の時、歳の離れた妹が産まれた。
その頃、すぐ下の妹、真紀子と同じ部屋にいる事に私は毎日うんざりしていた。
学校で、家であった、友達には聞かれたくないような事を平気で言い触らす・・当時『デブ』と呼ばれるに相応しかった私の体重を言い触らされた時も、小学生ながらに腹が立って仕方なかった。
そんな、ある夏の日一つ目の事件が起きた。
父と私と妹の真紀子、3人で浜辺で花火をしていた。浮かれた私は、お気に入りのワンピースを着て、父との花火を楽しんでいた。その瞬間・・『・・わぁッ』真紀子がいきなり、私に、花火を向けたのだ。腕に思いきり熱い感じが走り、焦げた臭い・・お気に入りのワンピースは袖が焼け焦げていた。『痛ぃッ』激痛も走った。父が私を急いで家に連れ帰り、びっくりした母に介抱され、痛み以上に、特に悪びれた様子もない真紀子に腹が立った。
火傷は思った以上に深く皮膚を焦がしていた。当分治りそうもない・・。その数日後に、学校の水泳大会を控えていた私は、更に憤りを感じた。水泳は大の得意で、リレーでもアンカーを努めるほどだった私は、練習も沢山していたし、勝利を確信するほどの自信もあり、楽しみにしていた。しかし、火傷のせいで欠席・・・あんなに練習したのに・・納得のいかない結末に、真紀子に対する不信感がふつふつとわいてきた。
そして−真紀子と決別する決定的な事件が起きた。
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