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学校の屋上の警察署 ―天子編終了―

[456]  堀キコ  2008-02-11投稿
佐藤は片手にイタチ、片手にボコボコの青行灯を持ちそう言った。
すると、空間から黒い煙が現れ、イタチと青行灯を包み、二人ごと消えた。

「ふー、ハイッ一件落着。真奈ちゃん、天狐じい帰るぞ。」
真奈と天狐じいが佐藤の所へ行く。
「ンッ!!」
天子が真奈のスカートを掴む。
「ごめんね、また今度遊ぼうね。」
すると、佐藤が天子の頭に手をのせ、
「天子、遊び足りなくして死んだ子供達の念、生まれ変わり、今度は目一杯遊べよ。」
そして、天子は光に包まれ消えた。

「さあ帰るか。」
真奈は涙目で頷き、歩き出した。

「まさかガジェンの力にあんな使い道があったとは」
「まーな。」

そして、天狐じいの背中に乗り、大天狗山を出た。
夜空にはいつもよりも多く星がある気がした。

天子高村真奈誘拐事件はこうして解決した。

ガジェン:あの世の土の神。ガジェンの力を借りた者は土を自由に操れるようになる。

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