携帯小説!(PC版)

essay

[129]  茜さくら  2008-02-11投稿
結局彼の気持ちに対して何も答えをだせないまま私は車を降りた。

彼にはうちの近くの小学校のところで車をとめてもらっていた。


なんとなくまだ、うちの場所を知られたくないと思っていた。

いや、それよりも別れたはずの元カレがまだ私に未練があるようだったので、万が一うちの前で待ち伏せしていてこの彼と鉢合わせになるのが嫌だと思っていたからだ。


そんな心配の必要はなかったものの、うちに向かって独りで歩いている途中、偶然高校生の時に付き合っていた彼氏にばったり出会った。


私が社会人になってすぐに、歳のはなれた彼氏に夢中になって別れてしまったあの彼だ。


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