ショート・ショート ―働きマシン― ?
ノブオはいつもの電車に乗り職場を目指していた。
毎日毎日同じ時間の、同じ電車に揺られ、同じ席に座り、同じ景色を眺めている。
ノブオは自動車の部品工場で働いている。
小さな頃から車が好きで、ずっと自動車関係の仕事に就きたいと思っていた。
だから、就職した当初はやる気に溢れ仕事も楽しいと思ってやる事が出来た。
しかし今は違う。
毎日毎日同じ事の繰り返し。
機械の様に淡々と同じ仕事をこなして行く。
やる気が無いからミスも多い。
昨日もミスをして上司に怒られた。
『なにしてんだ!こんな単純なミスをするなんて!お前の代わりなんていくらでもいるんだからな!しっかりしろ!』
ノブオは『俺だって人間なんだからミスくらいするさ!完璧なあんたじゃないんだ!』と思ってもそれが言えない。
ただ『すみません…』と元気無く答える。
『たく、俺からすればなんでそんなミスするのかがわからん、』と言いながら上司が立ち去ろうとした。
それはそうだろう、とノブオは思った。
『そうだ』上司はふいにノブオの方を向き言った。
『さっき、新しい部品が届いたんだ。古いのと交換してくれ。それくらいならお前にも出来るだろう。』
毎日毎日同じ時間の、同じ電車に揺られ、同じ席に座り、同じ景色を眺めている。
ノブオは自動車の部品工場で働いている。
小さな頃から車が好きで、ずっと自動車関係の仕事に就きたいと思っていた。
だから、就職した当初はやる気に溢れ仕事も楽しいと思ってやる事が出来た。
しかし今は違う。
毎日毎日同じ事の繰り返し。
機械の様に淡々と同じ仕事をこなして行く。
やる気が無いからミスも多い。
昨日もミスをして上司に怒られた。
『なにしてんだ!こんな単純なミスをするなんて!お前の代わりなんていくらでもいるんだからな!しっかりしろ!』
ノブオは『俺だって人間なんだからミスくらいするさ!完璧なあんたじゃないんだ!』と思ってもそれが言えない。
ただ『すみません…』と元気無く答える。
『たく、俺からすればなんでそんなミスするのかがわからん、』と言いながら上司が立ち去ろうとした。
それはそうだろう、とノブオは思った。
『そうだ』上司はふいにノブオの方を向き言った。
『さっき、新しい部品が届いたんだ。古いのと交換してくれ。それくらいならお前にも出来るだろう。』
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