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言葉にできない

[141]  リラックマ  2008-02-11投稿
夕日が差しこむ小部屋 あの日の匂いがするのは 運命の出会いだから


あなたは私を見ないで タバコくわえて語ってる 私じゃなくて夕日に そんなな子供あつかいで いつも見てくれていた

いつも一人が好きなのは 楽がしたいのだとばかり 思う私は子供 今更遅いのにね 一人なのは優しさ


この場所に戻ってくると まだあの日の匂いが 頬をつたって落ちゆく もう言葉にはならない


私の宿題なのに 困らせてばかりいたね 今はよくわかる タバコくわえて一人 仕事をするあなたが いつもまぶしかった


二人で仕事をすると 優しい目で見てくれた だから今があるんだね 一人でも生きている


この場所に戻ってくると まだあの日の匂いが 頬をつたって落ちゆく もう言葉にはならい


あなたがいつも一人 隠れてタバコ吸う場所 真似してよく座ったね 逃げてばかりいるんだと 思う私は子供 ここで考えてたんだね こんなにそばにいたのに


タバコの火を握り消す これもいつもと同じ ズボンのポケットはゴミ入れ 呆れる私は子供 とてもカッコ良かったよ

この場所に戻ってくると まだあの日の匂いが 頬をつたって落ちゆく もう言葉にはならない


この場所に戻ってくると 背中で語るあなたが 今も変わらず映る 私の霞む目から タバコをふかしてみたら あなたになれるのかな もう言葉にはならない

別れの日だけはあなたは すごくひどい人になり ありがとうってつぶやいた 私の言葉なのに


いつまでも見守っていてね 寂しい時はこの場所に 帰って思い出すよ 子供だった私を あなたと過ごした日々を もう言葉にはできない

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