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secret agents

[255]  あや  2008-02-12投稿
これはあくまでも噂だが、この町には化学兵器を駆使して依頼者の願いを叶える秘密結社があるらしい。でも、誰もその所在も顔も知らない。

「でね…その名は[secret agents]って言って、関わったら記憶を消されるらしいよ…怖いね」
友達の郁美は今、都市伝説にはまっている。
「でも噂でしょ?そんな記憶を消されたら誰もその会社の存在知らないじゃん」
(まさか消し忘れたんじゃないよね?あぶないあぶない)
私は内心ヒヤヒヤしながら笑った。
「そういや、しょこちゃんスゴいね!また学年トップじゃん」
「別に大したことないよ。じゃあ私はここで。また明日ね」
「うん!バイバイ!」
私は郁美と別れて裏路地に入った。
キョロキョロっと辺りを見て誰もいないことを確認して、私はマンホールのしるしににパスカードをかざす。
「きゃあぁぁ!!!」
事務所につながる滑り台みたいなチューブを勢いよく滑り落ちたら、そこが我ら[secret agents]の事務所兼研究所だ。
「また叫びながらのご出勤かい?祥子は賑やかでいいね」
試験管に入った怪しい液体を揺らしながら、眼鏡を掛けたダンディなオジサンが笑った。彼は所長の五十嵐さん。裏の世界では結構有名な研究者らしい。(普通にみたらただのオジサンだけど) 「本当に賑やかね。こんにちは、祥子ちゃん」
隣の薬品部屋から小柄な可愛い女性が顔を出した。彼女は助手の野村さん。(野村さんは優しいから大好き)
「野村さぁん…あの入り口どうにかなりませんかぁ?いつになっても慣れませんよぅ」
私は苦笑いしながらカツラを脱ぐ。ショートヘアのカツラを取るとロングのストレートの髪がさらりとおりた。
変装はagentにとって必須条件。あっ…申し遅れましたが、私は伊集院祥子、一応agentの独りです!

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