LASTSUMMER#46 『天豪三のリードオフマン』
【2回表】
『アウト〜!』
主審の声だけがグランドに響いていた…
2回表のスコアボードには『1』という文字だけ書き足され同点にはならなかった…
キョウスケが少し悔しそうに地面を叩いた。
キョウスケ(くぅ〜…ダメだったかぁ〜…)
4対3…もう1点で同点だったのだが…
実際、追いつけなかったのはイタかったが、俺はグラブを取り守備に向かった。
グランドに散る藤城ナインを曽我端さんは
『この回離されるなよ!!しっかり守れ!!』
と言って送り出した。
俺達は2回の守備についた。
一方、天豪三ベンチでは…
雪村『ナイスバックホーム!!冴木!!』
矢沢『先輩!ナイスプレーでしたっ!!』
好プレーを魅せた冴木がベンチ前で次々に声を掛けられていた。
冴木『いや、でも守備位置前でだったからな…ノーバンでバックホームできた…』
と、本人は至って冷静だった…
冴木潤之介(サエキジュンノスケ)持ち前のスピードでセンター、1番を務めている。
藤城中で言えば、アキこと北条晃のようなタイプだ。
足だけではなく守備面でも、さっきのような強肩、さらには広い守備範囲まで併せ持つ、名実共に県内最強のセンターなのだ。
好プレーを魅せた冴木に監督の土谷が声を掛けた。
土谷『ナイスプレーだったな!潤之介!この回も先頭だけど、しっかり出塁してチャンスメイクしてくれよ!』
それに対して冴木は
『はいっ!任せて下さい!!』
と答え、ヘルメットとバットを手に打席に向かった。
冴木のいなくなった後、土谷が口を開いた。
土谷『いいか?相手チームも積極的に打ってくる。この回でまた点を重ねて引き離すぞ!!』
全員『へ〜い!!』
冴木がバッターボックスの前で素振りをする中、イニング前の投球練習を終えた、天堂寺と不破は何やら話をしていた…
どうやらその内容はこのイニングを0で乗り切る 為の秘策のようだった…
『アウト〜!』
主審の声だけがグランドに響いていた…
2回表のスコアボードには『1』という文字だけ書き足され同点にはならなかった…
キョウスケが少し悔しそうに地面を叩いた。
キョウスケ(くぅ〜…ダメだったかぁ〜…)
4対3…もう1点で同点だったのだが…
実際、追いつけなかったのはイタかったが、俺はグラブを取り守備に向かった。
グランドに散る藤城ナインを曽我端さんは
『この回離されるなよ!!しっかり守れ!!』
と言って送り出した。
俺達は2回の守備についた。
一方、天豪三ベンチでは…
雪村『ナイスバックホーム!!冴木!!』
矢沢『先輩!ナイスプレーでしたっ!!』
好プレーを魅せた冴木がベンチ前で次々に声を掛けられていた。
冴木『いや、でも守備位置前でだったからな…ノーバンでバックホームできた…』
と、本人は至って冷静だった…
冴木潤之介(サエキジュンノスケ)持ち前のスピードでセンター、1番を務めている。
藤城中で言えば、アキこと北条晃のようなタイプだ。
足だけではなく守備面でも、さっきのような強肩、さらには広い守備範囲まで併せ持つ、名実共に県内最強のセンターなのだ。
好プレーを魅せた冴木に監督の土谷が声を掛けた。
土谷『ナイスプレーだったな!潤之介!この回も先頭だけど、しっかり出塁してチャンスメイクしてくれよ!』
それに対して冴木は
『はいっ!任せて下さい!!』
と答え、ヘルメットとバットを手に打席に向かった。
冴木のいなくなった後、土谷が口を開いた。
土谷『いいか?相手チームも積極的に打ってくる。この回でまた点を重ねて引き離すぞ!!』
全員『へ〜い!!』
冴木がバッターボックスの前で素振りをする中、イニング前の投球練習を終えた、天堂寺と不破は何やら話をしていた…
どうやらその内容はこのイニングを0で乗り切る 為の秘策のようだった…
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