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嫌われ者のジャック・オ・ランタン

[466]  カボチャ  2006-04-21投稿
昔々、ある村に、ジャック・オ・ランタンと言うカボチャのお化けがすんでいました。ジャック・オ・ランタンは村の嫌われ者でした。いつも悪戯や村人の子供たちからお菓子を取ったりするからです。時には悪戯の度を越え人を傷つける事さえありました。しかし、ジャック・オ・ランタンは悪戯をしても悪いとは欠片も思いませんでした。彼には心が無いのです。だからと言って悪戯をしていいのかと言うと当然やってはいけない事です。そして、村人達の怒りはこんな事から爆発します。ある日の事、ジャック・オ・ランタンが沼の近くを散歩していた時の事、沼の方から子供の泣き声が聞こえてきたのです。ジャックは沼をよく見てみると子供が二人いました、そして、その一人は体の半分以上が沼にはいっていたのです。
いつも悪戯ばかりするジャックですがこの時ばかりは(助けなくちゃ!)と思い、急いで引き上げました。そして、子供達は泣きながら村へ走っていきました。数日後、ジャックの家の周りには村人がたくさん群がっていました。そして、一人の村人が「ジャックお前、子供を沼へ落とそうとしたんだって!?」と言いました。ジャック無論そんなことはしてないので首を横に振りました。すると村人達ははうそをつくな!!なんて酷いカボチャなの!!などとジャックに対して暴言を吐いてきたのです。事の真相はこうでした。ジャックに助けられた子供達は村に泣きながら帰りましたたちまち村人達は集まってきました。すると一人のズボンが汚れてることに村人が気づきました。子供たちは沼に入った事を怒られると思い、ジャックが沼に落としたとジャックのせいにしたのです。そして、ジャックは無実の罪で村を追い出されてしまいました。そして、ジャックは悲しみの心を手に入れたのです。

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