白黒の恋?
俺が向かった先はこの田舎町を一望できる丘の上だった。辺りには街灯がなくて、上から見える転々とした町の明かりとマイナス2桁の寒空に一面に拡がる星がでたらめに光っている。地上と空の光の差がありすぎる不思議な場所だった。俺が思い悩んだ時はここに来る。星空と丘の上から見える街灯に悩みが吸い取られてしまうんだ。これらの器は無限にデカい。
携帯を覗き込んだと同時にバイブがなった。キョンと名前が表示されてる。車の中で名前を登録したばかりだ。
「もしもし」
『ごめんね遅くなって。着いたよ』
携帯の向こうからかわいらしい声、息を切らしている。急いでたのか??
「急がなくてもよかったのに」
『なんでわかったの?』
そりゃあ…ねぇ…↓↓
『今、ソウキュウはどこにいるの?』
「キョンと同じ景色が綺麗なとこだよ」
『なんでそこにいるの?家にいてもよかったのに』
「俺も景色を見たかったのさ、それに…」
「キョンさんに外に出てってお願いしといて俺だけ家にいたら不公平かなって…」
その時、俺はなぜか同じ立場でいたかったんだ。不公平、仕事のストレス、そしてこの景色の中であの子に伝えたかった事。
「どう?そっちは?」
『ん?綺麗だよ』
「こっちもだよ、丘の上にいるんだけど星が綺麗でさ、田舎町の街灯も見えて星に囲まれてるみたいなんだ」
『へぇ〜見てみたいなぁ、いいないいな』
「頑張らなくていいよ」
『え?』
「キョンの悩み、誰もがみんな子供から始まって社会に出て大人になるでしょ??」
うんうんと話しを聞いてくれてる。語るのは得意な俺、
「悪魔で俺の考えなんだけど社会人になって親から、職場の上司に期待されると意気込む時もあるけど時にはプレッシャーになるときってないかい?」
『うん、あるよ』
「いつも頑張ってたら疲れてるのに鞭を打ってることになるだろ?いつか倒れちゃうよ。時には力を抜かなきゃ。お互いこの景色を見て忘れちゃおうよ。今は頑張らなくていいんだ。時には現実逃避しちゃおう」
「そうかぁ、そうだよね。いいこと言った!」
何故か褒められた↓それから少し話をして電話を切った。アドレスも教えて貰った。
今思えばあの言葉は自分自身に伝えていたのではないだろうかと思う。
あれが起きたのはそれから3日後の事の事だった…
携帯を覗き込んだと同時にバイブがなった。キョンと名前が表示されてる。車の中で名前を登録したばかりだ。
「もしもし」
『ごめんね遅くなって。着いたよ』
携帯の向こうからかわいらしい声、息を切らしている。急いでたのか??
「急がなくてもよかったのに」
『なんでわかったの?』
そりゃあ…ねぇ…↓↓
『今、ソウキュウはどこにいるの?』
「キョンと同じ景色が綺麗なとこだよ」
『なんでそこにいるの?家にいてもよかったのに』
「俺も景色を見たかったのさ、それに…」
「キョンさんに外に出てってお願いしといて俺だけ家にいたら不公平かなって…」
その時、俺はなぜか同じ立場でいたかったんだ。不公平、仕事のストレス、そしてこの景色の中であの子に伝えたかった事。
「どう?そっちは?」
『ん?綺麗だよ』
「こっちもだよ、丘の上にいるんだけど星が綺麗でさ、田舎町の街灯も見えて星に囲まれてるみたいなんだ」
『へぇ〜見てみたいなぁ、いいないいな』
「頑張らなくていいよ」
『え?』
「キョンの悩み、誰もがみんな子供から始まって社会に出て大人になるでしょ??」
うんうんと話しを聞いてくれてる。語るのは得意な俺、
「悪魔で俺の考えなんだけど社会人になって親から、職場の上司に期待されると意気込む時もあるけど時にはプレッシャーになるときってないかい?」
『うん、あるよ』
「いつも頑張ってたら疲れてるのに鞭を打ってることになるだろ?いつか倒れちゃうよ。時には力を抜かなきゃ。お互いこの景色を見て忘れちゃおうよ。今は頑張らなくていいんだ。時には現実逃避しちゃおう」
「そうかぁ、そうだよね。いいこと言った!」
何故か褒められた↓それから少し話をして電話を切った。アドレスも教えて貰った。
今思えばあの言葉は自分自身に伝えていたのではないだろうかと思う。
あれが起きたのはそれから3日後の事の事だった…
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