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ソードメーカー1―?

[770]  いっと  2008-02-14投稿
「いいんですか!?」
ロイは驚いて言った。
「もちろん。そのかわり、店の手伝いや、掃除などの雑用もしてもらう事になるけどね。どうだい?」
「は、はい、ありがとうございます!」
「よし、じゃ早速兄さんに連絡しよう」
セイルは腰に提げている剣を抜くと、目をつぶった。すると、剣の切っ先から淡い光が漏れ始めた。
「メイル!」
セイルはそう言い放つと、剣を振り上げて、光を天井に向けた。
光は瞬く間に剣の切っ先から離れ、天井を通り、ロイのいた村の方角へと向かって行った。
「便利ですよね、その魔法…。僕は何度も練習したんですけど、出来なかったんですよ…」
ロイは一つ小さくため息をついて、肩を落とした。
「なーに落ち込んでんのよ!」
ミリスはそう言うと、ロイの肩を強く叩いた。
「痛っ!」
「落ち込んでたって仕方ないでしょ。だーいじょうぶ、私があんたを立派な剣士にしたげるわ!」
ミリスは笑いながら、胸を張って、言った。
「ミリス姉ちゃん…」
「そうよ、ロイ君。私もロイ君が魔法を使えるように、出来る限りのサポートをしていくからね」
エミリアはにっこりと微笑んで、言った。

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