僕の星 1
遠く、遠く旅をした。あの月が二回顔をだした頃、僕はここに着いた。
見下ろす夜景、空の星と街の星が眩しかった。
空の星は、僕の知っているものより少なかったけど、街を彩る星は見たこともない色を放っていた。 まるでその存在を証明するような、光群・・・!
僕は息を飲んで、思った。 「遠く、遠く歩いたから、見えなかったものが見えたんだ」 ―芦屋市。
山裾にあるため景色が良く、夏も関西にしては涼しく過ごせる。なにより交通に不便しない、空港まで車で十分だし大阪市内には電車で二駅だ。しかし物価が高い、ここはいわゆる高級住宅街だ。芸能人や実業家が多く住む街、中には皇太子なんかがお忍びで遊びにくる豪邸なんてのもある。
そんな街に僕は住む事になった。
すべてを捨てて・・・
見下ろす夜景、空の星と街の星が眩しかった。
空の星は、僕の知っているものより少なかったけど、街を彩る星は見たこともない色を放っていた。 まるでその存在を証明するような、光群・・・!
僕は息を飲んで、思った。 「遠く、遠く歩いたから、見えなかったものが見えたんだ」 ―芦屋市。
山裾にあるため景色が良く、夏も関西にしては涼しく過ごせる。なにより交通に不便しない、空港まで車で十分だし大阪市内には電車で二駅だ。しかし物価が高い、ここはいわゆる高級住宅街だ。芸能人や実業家が多く住む街、中には皇太子なんかがお忍びで遊びにくる豪邸なんてのもある。
そんな街に僕は住む事になった。
すべてを捨てて・・・
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