携帯小説!(PC版)

トップページ >> 詩・短歌・俳句 >> 思いを馳せる

思いを馳せる

[240]  あや  2008-02-15投稿
命の森を奪われたオラウータンは、木の上で遠い緑の過去を懐かしんでいる。

ショーで芸をしているイルカは、泳ぎながら自らが生まれた海を思い出している。

サファリパークのライオンは、サバンナにいる仲間に向けて必死に吠えている。

水槽にいる魚は、いつか育った海に帰れると信じて必死に泳いでいる。

別に死を恐れているわけではない。
別に生を喜んでいるわけではない。
ただ、家族や仲間と引き裂かれたことを嘆き悲しんでいるのである。

感想

感想はありません。

「 あや 」の携帯小説

詩・短歌・俳句の新着携帯小説

サーバ維持用カンパお願いします。
WebMoney ぷちカンパ

Twitterで管理人をフォローする

利用規約 - サイトマップ - 運営団体
© TagajoTown 管理人のメールアドレス