奈央と出会えたから。<84>
『渋川先生の話を聞いたけど、その男の子、問題ばかり起こしてるそうじゃない。奈央は私の大事な娘。そんな危険なコと付き合うのは母さんは反対よ。』
何でよ‥‥?!
お母さんらしくないよ‥‥?!
あたしはすぐさま母に反論したー。
『お母さん、どうして?!お母さん、
聖人のコト知らないじゃん?!どんなコか知らないじゃん?!様子がおかしいのはあたしじゃなくてお母さんだよ!!
お母さん、前はそんな事言わなかった。あたしの事、いつも信じてくれてたじゃん。そんなにあたしの事、信じられないの?!』
この時あたしは、
何故か感情的になってしまったー。
ここ数日間、色々な事が有り過ぎて、
あたしの心は不安定だったんだー。
13歳と言う年齢の、まだまだ子供のあたしにはー
仕事で疲れて帰って来た母をいたわる気持ちこそあれど、
自分自身が心に余裕が無くなって、
いっぱいいっぱいになってしまった時ー
感情をコントロールするには、まだまだ未熟さが目立ったー。
『お母さんは、あなたが一番大切なのよー。』
母の、その言葉の続きは、あたしは聞かなくてもなんとなく察しがついたー。
そうー
母は“あの時”からいつもそうだったー。
母は悔やんでも悔やみ切れない“あの時”の事をー
あたしの“これからの人生の幸せ”を願う事でー
記憶の中から消し去りたいと望んでいたんだー。
今思えばー
母は母なりに十分苦しんだ筈なのにー
母はあたしよりも苦しんでいたに違いないー
あたしは全然、最初から母を責めたりー
恨んだりした事は無かったのにー
あたしの大好きな母がー
これからも大好きな母であってほしいとー
そう願う事はー
あたしのわがままなのでしょうかー
あたしの大好きな母がー
これからも大好きな母であってほしいからー
あたしの大好きな母にもー
あたしの大好きなヒトを分かってほしいとー
そう願う事をー
あたしのわがままだとはー
思わないでほしいのです‥‥。
何でよ‥‥?!
お母さんらしくないよ‥‥?!
あたしはすぐさま母に反論したー。
『お母さん、どうして?!お母さん、
聖人のコト知らないじゃん?!どんなコか知らないじゃん?!様子がおかしいのはあたしじゃなくてお母さんだよ!!
お母さん、前はそんな事言わなかった。あたしの事、いつも信じてくれてたじゃん。そんなにあたしの事、信じられないの?!』
この時あたしは、
何故か感情的になってしまったー。
ここ数日間、色々な事が有り過ぎて、
あたしの心は不安定だったんだー。
13歳と言う年齢の、まだまだ子供のあたしにはー
仕事で疲れて帰って来た母をいたわる気持ちこそあれど、
自分自身が心に余裕が無くなって、
いっぱいいっぱいになってしまった時ー
感情をコントロールするには、まだまだ未熟さが目立ったー。
『お母さんは、あなたが一番大切なのよー。』
母の、その言葉の続きは、あたしは聞かなくてもなんとなく察しがついたー。
そうー
母は“あの時”からいつもそうだったー。
母は悔やんでも悔やみ切れない“あの時”の事をー
あたしの“これからの人生の幸せ”を願う事でー
記憶の中から消し去りたいと望んでいたんだー。
今思えばー
母は母なりに十分苦しんだ筈なのにー
母はあたしよりも苦しんでいたに違いないー
あたしは全然、最初から母を責めたりー
恨んだりした事は無かったのにー
あたしの大好きな母がー
これからも大好きな母であってほしいとー
そう願う事はー
あたしのわがままなのでしょうかー
あたしの大好きな母がー
これからも大好きな母であってほしいからー
あたしの大好きな母にもー
あたしの大好きなヒトを分かってほしいとー
そう願う事をー
あたしのわがままだとはー
思わないでほしいのです‥‥。
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