微炭酸PEACH…?
「…………」
しばらくの間沈黙が続いた。
「もう…いいです…」
美波はあきらめたようにいった。
俺は、後悔の念に駆られた。
「思い切り愛せないんでしょう…?だったら、別れて…」
「………………」
俺が黙っていると、電話が切れた。
「………っ!」
涙がこぼれそうになるのを感じた。
ふと、テーブルにおいてあった微炭酸ピーチのグラスが目にとまった。
氷は完全に溶けきっていて、少しこぼれていた。
俺は、それを手に取り、一口飲み込んだ。
「………………」
炭酸は消え、ぬるく、おいしいとは感じなかった。
だけど、妙にその暖かさが、涙を誘った。
微炭酸ピーチは、放っておくだけでこれほどにも温かくなれるのに…どうして俺たちの愛は冷めきってしまったんだろう……
微炭酸ピーチを見つめながら、そんなことを思った…
しばらくして、香歩からメールが届いた…
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件名:
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本文:
ごめんね。
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切ない切ない、冬の物語だった…
しばらくの間沈黙が続いた。
「もう…いいです…」
美波はあきらめたようにいった。
俺は、後悔の念に駆られた。
「思い切り愛せないんでしょう…?だったら、別れて…」
「………………」
俺が黙っていると、電話が切れた。
「………っ!」
涙がこぼれそうになるのを感じた。
ふと、テーブルにおいてあった微炭酸ピーチのグラスが目にとまった。
氷は完全に溶けきっていて、少しこぼれていた。
俺は、それを手に取り、一口飲み込んだ。
「………………」
炭酸は消え、ぬるく、おいしいとは感じなかった。
だけど、妙にその暖かさが、涙を誘った。
微炭酸ピーチは、放っておくだけでこれほどにも温かくなれるのに…どうして俺たちの愛は冷めきってしまったんだろう……
微炭酸ピーチを見つめながら、そんなことを思った…
しばらくして、香歩からメールが届いた…
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件名:
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本文:
ごめんね。
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切ない切ない、冬の物語だった…
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