異能者11
少女が恐る恐る目を開けると、そこには昨日の少年、準が片手で相手の手を止めていた。
「邪魔をするな!」
また手を振り上げた。
準がいやいや戦闘体制をとろうとしたとき、
「まて!」
相手の後ろから二人の男性が現れた。どちらも胸にあのバッチが付けられていた。
「なにをやっているんだ、柳。」
「悟さん、すみません」
後ろから
「おい、まさかあれって」
「初めて見た」
こんな話が聞こえた。
「すまない、俺が治安維持委員会代表の谷本悟だ」
エースの代表、つまり学年最強ということになる。
「どうして最初からいなかったのですか?」
準は気になったのできいてみた。
「いや、少し迷子に・・・」
「えっ!?」
「いや、パトロールだよ、パトロール。」
準は聞かなかったことにした。
「君が昨日のだな」
「・・・」
「こたえなくてもいいよ。でも、さっきの動きを見て俺は確信したけど。」
準はもうしらばっくれるのは無理と判断した。
「その通りです。」
少しの沈黙が二人の間に流れた。不意に悟が
「邪魔になるかもしれないからつぶしておくか。」
と言った。
「邪魔をするな!」
また手を振り上げた。
準がいやいや戦闘体制をとろうとしたとき、
「まて!」
相手の後ろから二人の男性が現れた。どちらも胸にあのバッチが付けられていた。
「なにをやっているんだ、柳。」
「悟さん、すみません」
後ろから
「おい、まさかあれって」
「初めて見た」
こんな話が聞こえた。
「すまない、俺が治安維持委員会代表の谷本悟だ」
エースの代表、つまり学年最強ということになる。
「どうして最初からいなかったのですか?」
準は気になったのできいてみた。
「いや、少し迷子に・・・」
「えっ!?」
「いや、パトロールだよ、パトロール。」
準は聞かなかったことにした。
「君が昨日のだな」
「・・・」
「こたえなくてもいいよ。でも、さっきの動きを見て俺は確信したけど。」
準はもうしらばっくれるのは無理と判断した。
「その通りです。」
少しの沈黙が二人の間に流れた。不意に悟が
「邪魔になるかもしれないからつぶしておくか。」
と言った。
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