Bitter 6
『俺ん家来れば?』
みんなが帰ってふたりきりになったとき、突然言われた。
『え?』
『別によくない?家来なよ』
夜中だったし、実家だし、断る理由はいくらでもあったけど、迷わずうなずいていた。
初めて入る部屋は、彼らしい趣味で、緊張したけど落ち着く部屋だった。
一日中外ではしゃいで疲れていたから、
すぐ寝ることにした。
そっと隣に寝ると、腕枕をしてくれた。
『お前隣にいても違和感ないね』
朝あまりの暑さに目が覚めると、彼は隣でスースー寝てた。コドモみたいな寝顔で。
とても、愛しい気持ちになったんだよ。
しばらくしたら、彼が目を覚ました。なんとなくじっとふたりで見つめ合って、彼があたしにそっとキスをした。
驚かなかった。
涙がでそうだった。
あたしホントにこの人が好きだ。どうしよう‥
『夏休み、花火行こう?』あたしから、誘ってみた。『俺、あんまそういうのみないんだけど、いいよ』
付き合ってないけど、こういうのってデートだよね。
なんとも言えない複雑な、けれど幸せな気持ちでその日は別れた。
あたしたち、これからどうなるの?
友達のままで‥
けどもうこんなに好きになっちゃったよ…
みんなが帰ってふたりきりになったとき、突然言われた。
『え?』
『別によくない?家来なよ』
夜中だったし、実家だし、断る理由はいくらでもあったけど、迷わずうなずいていた。
初めて入る部屋は、彼らしい趣味で、緊張したけど落ち着く部屋だった。
一日中外ではしゃいで疲れていたから、
すぐ寝ることにした。
そっと隣に寝ると、腕枕をしてくれた。
『お前隣にいても違和感ないね』
朝あまりの暑さに目が覚めると、彼は隣でスースー寝てた。コドモみたいな寝顔で。
とても、愛しい気持ちになったんだよ。
しばらくしたら、彼が目を覚ました。なんとなくじっとふたりで見つめ合って、彼があたしにそっとキスをした。
驚かなかった。
涙がでそうだった。
あたしホントにこの人が好きだ。どうしよう‥
『夏休み、花火行こう?』あたしから、誘ってみた。『俺、あんまそういうのみないんだけど、いいよ』
付き合ってないけど、こういうのってデートだよね。
なんとも言えない複雑な、けれど幸せな気持ちでその日は別れた。
あたしたち、これからどうなるの?
友達のままで‥
けどもうこんなに好きになっちゃったよ…
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