戻れない過去 1
飴玉、にしては今時毒々しい真っ赤な丸い玉。
口に放り込んで、水で流し込んで、ベッドに倒れ込む、毎日。
「眠りのきっかけ」を過去に置き忘れてきたらしい私にとって、人とは違う非日常、だけど私の日常。
真っ赤な丸い玉は強い睡眠薬のこと。
毎日私を現実から引き離して、眠りという安らぎをくれる必需品。
もう三年になる。
健康で若かった、希望の満ちていた毎日を、一瞬で失ってから。
あの日以来、私は赤い薬とそれからたくさんの薬でようやく生きている。
過去が、辛く懐かしくて仕方がない。
過去に、帰れるなら。
何度何万回望んだだろう。
まぶしかった日のことを書くことで残せるならば。
それで私は書き始めました。
口に放り込んで、水で流し込んで、ベッドに倒れ込む、毎日。
「眠りのきっかけ」を過去に置き忘れてきたらしい私にとって、人とは違う非日常、だけど私の日常。
真っ赤な丸い玉は強い睡眠薬のこと。
毎日私を現実から引き離して、眠りという安らぎをくれる必需品。
もう三年になる。
健康で若かった、希望の満ちていた毎日を、一瞬で失ってから。
あの日以来、私は赤い薬とそれからたくさんの薬でようやく生きている。
過去が、辛く懐かしくて仕方がない。
過去に、帰れるなら。
何度何万回望んだだろう。
まぶしかった日のことを書くことで残せるならば。
それで私は書き始めました。
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