携帯小説!(PC版)

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[252]  川内 舞  2008-02-20投稿
私は依存症な女…
そりゃ、男にも逃げられる…

いっそのことIDナンバーをつけて欲しい。
それにすがって生きるから…

でも自分を確認して何になる?

「生きることに正解はない」
よく耳にする言葉。
一見、美しく響く言葉だが、
私は答えを欲しがる為にまた苦しむ…


男に「共産圏に住むか?」と言われ、
「それはイヤよ!絶対にイヤ!!」と泣きじゃくる私…

「なら、我慢しろよ!前向くしかねぇだろう!」

誰にも相手にされず、
時間だけが無駄に過ぎてゆく。

依存症、それはもう病気。
病気は治療すれば治る。
治療方はただ一つ。
あなたに抱きしめられること。

「だからぁ、納得できねぇんだよ。この世は!納得できた人なんて知らねぇーよ!!
納得できた時が寿命じゃねぇのか?」


「あなたがそう言うなら、早く寿命に出会いたい…」
私は男を見つめる。

「おまえ、大丈夫か!?」
男が言うなり、私は
「大丈夫って、もっと言って!お願い、私を抱きしめながら、何度も言って!」
と、すがりつく。

「おめぇ、生きる気満々じゃねぇか…付き合ってらんねぇ…」
男は吸ってたタバコを消して立ち上がる。

「逃げないで!見捨てないで!ねぇってばぁ…」
泣きじゃくる私…

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