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あの日あの時

[211]  奈々子  2008-02-21投稿
それから私達4人は、自己紹介をした。

直也の友達は、伊藤浩介といってクラリネット専攻。メガネで小柄な明るいキャラのおしゃべりな人、という印象。

直也は、最初の堅そうなイメージとは少し違って、笑顔の多い人だなぁと私は嬉しくなった。
2人はT音大の受験を目指して、はるばる広島から来たのだ、と言った。
それに、私の友人吉田圭子。私とは高校の同級生で、この講習会を一緒に受けに来たのだ。見た目は派手な感じだが、中身は奥手で私と気が合う。

私は直也をチラチラ見ていた。学食の紙コップを持つ、左手の指が長くてきれい。チェロを弾くからかな。右目の横に小さな傷がある。まつげも長いんだ…。

好きになったなぁ…と思った。
本当に、予期せぬ時に、ふいにこんなことがやって来る。

「4人一緒に合格したいね!」という浩介の声で我に返った。あぁそうだ、この人と学生時代を一緒に過ごしたい。もっと自然に話せるようになりたい。一緒に合格したい。

私達は、再会を約束して別れた。

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