携帯小説!(PC版)

トップページ >> ファンタジー >> 迷 路と砂の山(前

迷 路と砂の山(前

[367]  クイクシルバ  2008-02-21投稿


その時の僕はちょうど
砂の山に夢中だった頃



服や顔に泥がついても気にしない



目の前で一緒に山をつくっているきみの気持ちも気にしない



僕が楽しめれば
きみも楽しめると思ってた


ただその時は
砂の山に夢中だった



汚れたって
洗濯機にほうり込めば
きれいになったんだ



そしてきみと僕は
好奇心を武器に
一緒に迷路を攻略しようとしていた













その時の僕は
今まで積み重ねていた事が所詮は砂の山なんだと気付いた頃



服も顔もひたすら気にする


目の前でコーヒーを飲んでるきみの気持ちも気にする



きみは「楽しんでる」と言うが僕はそれを疑う



夢中になるものがなくなったかわりに
気にする事が多くなった



使い捨ての心
汚れては捨てた




そして僕ときみは二手に別れそれぞれ別の出口を探した








感想

感想はありません。

「 クイクシルバ 」の携帯小説

ファンタジーの新着携帯小説

サーバ維持用カンパお願いします。
WebMoney ぷちカンパ

Twitterで管理人をフォローする

利用規約 - サイトマップ - 運営団体
© TagajoTown 管理人のメールアドレス