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白黒の恋??

[304]  ソウキュウ  2008-02-22投稿
『それってどういう…』
「まぁまぁ。暗い話はやめてデートを楽しもうよ!」
『…うん』
結局、キョンが聞きたかった事、俺が話そうか悩んでいた事を途中で止めてしまった。暗い話を避けたかったというより、過去に触れたくなかった。出来ることなら消してしまいたい過去。でもそれが現実。

「お腹空いたね。ご飯食べに行こうか」
『そうだね』
俺達は予約していたイタリアンの店に向かった。
一緒にご飯を食べる。ワインが飲みたいとキョンのおねだりにも紳士に受け注文する俺。おしゃべりをし、楽しい時間が過ごせた。
ちゃんとエスコートできたのかなぁ?
『美味しかったね!ありがとう』

会計を済ませて外に出た。東京も春が近いとはいえ、夜はまだまだ寒い。
「まだまだ東京も寒いんだね。」
『そうだね、ソウキュウは寒いのには慣れてるの??』
「うん」
『そうかぁ〜、私は寒いの苦手なんだ』

歩いているとキョンが身体を小さくして寒さに耐えていたので俺は着ていたコートをキョンの肩にそっと掛けてあげる。
『ソウキュウ、駄目だよぉ〜。寒いよ』
「寒さに慣れてるから大丈夫だよ」
『そう?でもまだ寒いなぁ』
おいおい(^-^;
『手、繋ごうか??』
想定外の言葉だった。「え?いいけど…」

すぐにキョンの手が俺を迎えに来る。
俺はとても緊張していた。

……
キョンの手はとても暖かくて優しい感じ。今まで(彼女がいた経験はあるが)経験したことがない安堵感が俺を包んだ。
俺はこの日はじめてキョンに触れた。恥ずかしくて顔を赤くして、コートを着ていないにも関わらず寒さを忘れていた。
キョンを駅まで送った。
キョンは会った時と同じように跳びはねながら手を振って帰って行った。
俺はホテルに向かった。キョン可愛かったなぁと今日の事を思い出す。
少し歩いていると携帯がなった。キョンからだった。
「もしもし、今日は楽しかったよ」
『私も楽しかった!ありがとうごじゃいました』
「いえいえ、こちらこそ」
『明日は何をしてるの?』
「明日は…、考えてないや」
『じゃあ明日もデートしましょ』
「え?いいのかい?」
『うん。もっと話したいから』
わかったと言いTELを切った。
明日キョンに会えるのを俺は楽しみにし過ぎて余り寝れなかった。

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