デッカイ子供
私は勉強嫌い、学校嫌いの子供だった。
それはもう小学一年生から始まっていた。
授業中はいつも空想に浸り、
先生の話などまるで聞いていなかった。
忘れもしない、算数の時間。
先生が「はい!!そうしたら皆さん、自分で‘わ’を書いてみましょう!!」
と言って、周りの皆がノートに何かを書いている。
私は焦り、「‘わ’って何だ!?」と冷や汗状態。
先生は一人一人見て回ってる。
ヤバい。近づいてきた。
私の鉛筆は止まったまま。
とうとう、先生が目の前に。
「早く‘わ’を書きなさい!」
先生はジッと私の前に立っている。
私は諦め、ノートに自分が知る‘わ’を書いた。
すると、先生が激怒!
「今まで何を聞いてたの!?」
初めて、母親以外の人に叱られた記念日になった。
‘わ’とは「=」だった。
私の書いた‘わ’は「○」だった。
あれから何十年も時が過ぎた。
が、あまり中身は変わってない。
今は他人からよく、
「感覚がズレている」
「的を得ていない」
「人の話を聞かない」
などなど、非難の声を多々浴びている。
でも一つ得た技はある。
逃げ道の探し方。
最低だな。
それぐらいしか学べていない。
勢いよく膨らんでいったものは妄想癖。
こんな私はいつも弱気で逃げまくっている。
今から小学一年生のお勉強から始めるべきなのか悩む。
私はデッカイ子供だ。
それはもう小学一年生から始まっていた。
授業中はいつも空想に浸り、
先生の話などまるで聞いていなかった。
忘れもしない、算数の時間。
先生が「はい!!そうしたら皆さん、自分で‘わ’を書いてみましょう!!」
と言って、周りの皆がノートに何かを書いている。
私は焦り、「‘わ’って何だ!?」と冷や汗状態。
先生は一人一人見て回ってる。
ヤバい。近づいてきた。
私の鉛筆は止まったまま。
とうとう、先生が目の前に。
「早く‘わ’を書きなさい!」
先生はジッと私の前に立っている。
私は諦め、ノートに自分が知る‘わ’を書いた。
すると、先生が激怒!
「今まで何を聞いてたの!?」
初めて、母親以外の人に叱られた記念日になった。
‘わ’とは「=」だった。
私の書いた‘わ’は「○」だった。
あれから何十年も時が過ぎた。
が、あまり中身は変わってない。
今は他人からよく、
「感覚がズレている」
「的を得ていない」
「人の話を聞かない」
などなど、非難の声を多々浴びている。
でも一つ得た技はある。
逃げ道の探し方。
最低だな。
それぐらいしか学べていない。
勢いよく膨らんでいったものは妄想癖。
こんな私はいつも弱気で逃げまくっている。
今から小学一年生のお勉強から始めるべきなのか悩む。
私はデッカイ子供だ。
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