Symbol 8
別にそんなに気にしているわけではないのだが、皆は苗字で呼びたいらしい。
そして今、僕の目の前でもじもじしている娘は坂城 麻弥(さかき まや)。
僕と麻弥は一応、彼氏彼女の関係になっているらしい。
何故なったか忘れた。
彼氏彼女の証拠としては、僕はこの娘を麻弥と下の名前で呼び、麻弥も僕のことをハルと呼んでいる。
ハルと呼んでいるのには理由があり、
「遥では女の子と付き合っているみたいで実感が湧かない」
らしい。
僕のことをハルと呼ぶのは親族以外では麻弥だけ。
それも手伝って、麻弥にはかなり素直になれる。
それから麻弥はちょっと変わった娘で、不思議な力が使える。
「自分」を保ったまま「自分」を作りだし、「自分」を武器にする、よく分からない力。
僕が考えるに、これは同調する分身なのだと思う。
だから、武器の痛みが身体に伝わり、武器が壊れれば所有者が死ぬのだ。
使える者は僅かだが、使い方は至って簡単。
何か適当な物を手に握り、念じるだけだ。
でも物が大き過ぎたり小さすぎたり不適切な物だとできない。
ちなみにこの力は僕も使える。
ただ、この力のせいで変な連中に襲われることもしばしば。
それでも、僕も麻弥も生きている。
そして今、僕の目の前でもじもじしている娘は坂城 麻弥(さかき まや)。
僕と麻弥は一応、彼氏彼女の関係になっているらしい。
何故なったか忘れた。
彼氏彼女の証拠としては、僕はこの娘を麻弥と下の名前で呼び、麻弥も僕のことをハルと呼んでいる。
ハルと呼んでいるのには理由があり、
「遥では女の子と付き合っているみたいで実感が湧かない」
らしい。
僕のことをハルと呼ぶのは親族以外では麻弥だけ。
それも手伝って、麻弥にはかなり素直になれる。
それから麻弥はちょっと変わった娘で、不思議な力が使える。
「自分」を保ったまま「自分」を作りだし、「自分」を武器にする、よく分からない力。
僕が考えるに、これは同調する分身なのだと思う。
だから、武器の痛みが身体に伝わり、武器が壊れれば所有者が死ぬのだ。
使える者は僅かだが、使い方は至って簡単。
何か適当な物を手に握り、念じるだけだ。
でも物が大き過ぎたり小さすぎたり不適切な物だとできない。
ちなみにこの力は僕も使える。
ただ、この力のせいで変な連中に襲われることもしばしば。
それでも、僕も麻弥も生きている。
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