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like or love

[185]  マヌ  2008-02-24投稿
寒さはどこかへ消え始め、私達にも一つの終止符が訪れた。
2月17日、課題研究発表。一年半の歳月を注ぎ、皆で作り上げた。
奨学金で留学したこの10人のメンバーともお別れ。皆連絡を取り合うと約束したけど、それもどうだか……
そんななか進む時間。私は顔には出さないけれど、緊張で今にも倒れそうだった。
無事発表を終え、打ち上げへ。 何気なく選んだ席なのに、まさかの彼の真正面。弾む会話が痛かった。数時間後には君はもう笑ってくれないかも知れない。
募る不安を胸に、打ち上げは終わり、皆と一緒に店を出た。
またしても彼ととなり。でも君はやっぱり笑顔で話し掛けてくれて、まるで剣のように私の心を突き刺すのだ。
『ねぇ、今日帰ってから電話していい?』 言ってしまった。でもまだ逃げ道はある。『良いよ。』
最終バスがあるために皆よりも早く帰ることにした。『え〜、にな帰るの〜?』『うん。バスあるから。』『そっか。』と、彼女は手招きして私の側で『ファイト♪』と囁いた。『……知ってたの?』『まる見えだょ♪』
私は恥ずかしくていそいそとバス停へ向かった。バスに乗っても顔のほてりは治まらず、マフラーに顔を埋めた。
家へ帰り、水を一気飲み。体は冷えているのにやっぱり頬は熱い。何もしないのは落ち着かないから、風呂のシャワーを浴びた。滴る雫は水だけではなかった。 鏡の中の私は目を赤くして、何とも情けない顔をしてるのだ。 一度両手でパシンと叩き、気合いを入れた。
大分落ち着いて来た自分に満足しながら、風呂を出て、自分の部屋で大好きな音楽を聞いた。
気付くと時刻は10時をまわったところだった。私は立ち上がり、電話に手をかけた。

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