ひどく冷たい「生きる」ということ。
息ができない。
胸が締め付けられるようで。
不意に襲ってくる呼吸困難。
――誰も助けてくれないの？
体が沈んでいく。
心も沈んでいく。
ふと感じる冷たい視線。
みんながあたしを見てる。
「死ねよ」って顔してる。
もう、涙さえ出てこない。
このまま、消えることができるなら。
それも、いいかもなぁ…。
ぼんやりして思う。
だけど。
許されない。
誰も許してはくれない。
……あたし、これからも、生きなきゃ……。
つらい。
ひどく冷たい湖の中に立つみたい。
ずぶ濡れで、寒くて、心細くて。
だけど、自分の力で、立たなきゃいけないんだ。
みんなだって、きっとそうやって生きてる。
だから、あたしも生きる。
どんなにかっこ悪くても、みじめでも。
――生きてる、から。
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