LASTSUMMER#56 『曽我端の思惑』
【3回表1死1、2塁】
ショウが三振に倒れ、俺はネクストに向かった。
打席には6番のカズマ。
雪村『1ナウト〜!ここから2つしっかりとるぞ』
捕手雪村が天豪三ナインをもり立てる。
川浦の勢いは止まらない…
ズバーン!!
主審『ストライ〜ク!』
真直ぐがまたアウトローにうねりをあげて吸い込まれる…
カズマ(くっ…速い…)
続く2球目も同じコース。
バンッ!!!
主審『ストライクツー!!』
同じコースにカズマはバットを出したが、中途半端になってしまった…
そして…
バシッ!!!
主審『ストラックアウッ!!』
内角にズバッと決まった3球連続の真直ぐ!!
思わずカズマは避けようと体を起こしてしまった…
3つともストレート…
カズマは『くそっ…』
と、かすかに言葉を残しベンチへ走っていった…
川浦、2者連続の三振。
俺はゆっくりとネクストから打席に向かう。
藤城中ベンチでは、今井がバッグを持ってベンチからバックネット裏に歩き出した。
ベンチに戻ったカズマは曽我端に呼び止められた。
曽我端『やはり速いか?あいつ(川浦)は?』
カズマ『はい…正直手も足も出ませんでした…』
曽我端『そうか…まぁある程度は予想していたんだがな…』
カズマ『???』
曽我端『これから春の大会、夏の大会とお前達に残されている時間は少ない。だからこそ今の段階で県No.1の天豪三、そのエースである川浦と対戦する必要があるんだよ…もう一度自分達がこの県でどのレベルにいるのかを確認するためにな…』
カズマ『そうなんですか…』
曽我端『だから、今はキャプテンのお前が中心となって全力で戦え!そしてコテンパンにやられてこい!!いいな?』
カズマ『はい!』
曽我端さんの思惑通り川浦との対戦が実現した俺達…
何も知らないままの俺は左打席に入ろうとしていた…
ショウが三振に倒れ、俺はネクストに向かった。
打席には6番のカズマ。
雪村『1ナウト〜!ここから2つしっかりとるぞ』
捕手雪村が天豪三ナインをもり立てる。
川浦の勢いは止まらない…
ズバーン!!
主審『ストライ〜ク!』
真直ぐがまたアウトローにうねりをあげて吸い込まれる…
カズマ(くっ…速い…)
続く2球目も同じコース。
バンッ!!!
主審『ストライクツー!!』
同じコースにカズマはバットを出したが、中途半端になってしまった…
そして…
バシッ!!!
主審『ストラックアウッ!!』
内角にズバッと決まった3球連続の真直ぐ!!
思わずカズマは避けようと体を起こしてしまった…
3つともストレート…
カズマは『くそっ…』
と、かすかに言葉を残しベンチへ走っていった…
川浦、2者連続の三振。
俺はゆっくりとネクストから打席に向かう。
藤城中ベンチでは、今井がバッグを持ってベンチからバックネット裏に歩き出した。
ベンチに戻ったカズマは曽我端に呼び止められた。
曽我端『やはり速いか?あいつ(川浦)は?』
カズマ『はい…正直手も足も出ませんでした…』
曽我端『そうか…まぁある程度は予想していたんだがな…』
カズマ『???』
曽我端『これから春の大会、夏の大会とお前達に残されている時間は少ない。だからこそ今の段階で県No.1の天豪三、そのエースである川浦と対戦する必要があるんだよ…もう一度自分達がこの県でどのレベルにいるのかを確認するためにな…』
カズマ『そうなんですか…』
曽我端『だから、今はキャプテンのお前が中心となって全力で戦え!そしてコテンパンにやられてこい!!いいな?』
カズマ『はい!』
曽我端さんの思惑通り川浦との対戦が実現した俺達…
何も知らないままの俺は左打席に入ろうとしていた…
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