LASTSUMMER#57 『イメージを打ち砕く直球』
【3回表2死1、2塁】
豪速球を次々に放りこみノーアウトからランナー釘付けで2者連続3球三振を奪った川浦。
俺は緊張しながら左打席入った。
(左打ちになって日が浅い俺がどこまでやれるんだろう…)
打席に入ると雪村が再びナインに声を掛けた。
雪村『2アウト〜!川浦ここも抑えてくぞ〜!』
川浦はマウンド上でニコッと笑い
『OK♪三振?♪』
と言った。
俺はその川浦の余裕の表情に闘志を燃やした。
(くそっ!絶対打ってやる!!)
バットを強く握り締め、スパイクで足場を固めた。
主審『プレイ!』
川浦がセットに入った瞬間、さっきまでの余裕に満ちていた表情から一転して引き締まったものになった…
体を大きくひねり、俺にユニフォームの背中全てが見えるぐらいまでから一気にそのひねりを利用して投げ込む!!
!!!
(来るっ!!)
………
ズバ→→→→ン!!!
主審『ストライ〜ク!』
シューっという回転音だけが聞こえてボールは外角低め、雪村のミットに収まっていた…
ケイタ『八神ぃ〜!振れよぉ〜!』
ベンチで見る球なんて参考にならない…
球の回転、速さ、球威全てが完璧…
この球を見た時には打ち返すイメージなんて全く浮かばない…
打席に立ったやつしかわからない、打者の『打ち返す』というイメージそのものをぶち壊すストレート…
そんなストレートを川浦は投げ込んできた…
(ダメだ…こんな球見た後じゃ…)
ボールを雪村が川浦へと返球し、再び川浦がセットに入った。
セットに入り、真剣な表情に変わった川浦に俺は殺気すら感じた…
2球目。
トルネードから………
来るっ!!!
白くぼやけたボールを俺のバットが迎え撃つ!!
捉えたっ…
え…?
捉えたかと思ったが、俺は完全にボールの下を振っていた…
いや違う…
ボールが浮き上がったように見えたのだ…
豪速球を次々に放りこみノーアウトからランナー釘付けで2者連続3球三振を奪った川浦。
俺は緊張しながら左打席入った。
(左打ちになって日が浅い俺がどこまでやれるんだろう…)
打席に入ると雪村が再びナインに声を掛けた。
雪村『2アウト〜!川浦ここも抑えてくぞ〜!』
川浦はマウンド上でニコッと笑い
『OK♪三振?♪』
と言った。
俺はその川浦の余裕の表情に闘志を燃やした。
(くそっ!絶対打ってやる!!)
バットを強く握り締め、スパイクで足場を固めた。
主審『プレイ!』
川浦がセットに入った瞬間、さっきまでの余裕に満ちていた表情から一転して引き締まったものになった…
体を大きくひねり、俺にユニフォームの背中全てが見えるぐらいまでから一気にそのひねりを利用して投げ込む!!
!!!
(来るっ!!)
………
ズバ→→→→ン!!!
主審『ストライ〜ク!』
シューっという回転音だけが聞こえてボールは外角低め、雪村のミットに収まっていた…
ケイタ『八神ぃ〜!振れよぉ〜!』
ベンチで見る球なんて参考にならない…
球の回転、速さ、球威全てが完璧…
この球を見た時には打ち返すイメージなんて全く浮かばない…
打席に立ったやつしかわからない、打者の『打ち返す』というイメージそのものをぶち壊すストレート…
そんなストレートを川浦は投げ込んできた…
(ダメだ…こんな球見た後じゃ…)
ボールを雪村が川浦へと返球し、再び川浦がセットに入った。
セットに入り、真剣な表情に変わった川浦に俺は殺気すら感じた…
2球目。
トルネードから………
来るっ!!!
白くぼやけたボールを俺のバットが迎え撃つ!!
捉えたっ…
え…?
捉えたかと思ったが、俺は完全にボールの下を振っていた…
いや違う…
ボールが浮き上がったように見えたのだ…
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