光と闇の時代
ダラスの発言にケインが反論した。 『司令官殿!待って下さい!弓部隊は援護射撃だけが任務ではありません!今回もし、弓部隊で敵部隊を火だるまにする作戦を実行するにしても、第1弓小隊だけでは任務を達成するのは非常に困難な事です!私は第2弓小隊にも最前線で協力してもらいたいです!』 ケインは任務遂行の為にも、マックスの考え方を全面的に否定した。だが、マックスは更に職業軍人らしくない発言をした。 『私の部下の中には家族がいる者もいるんですよ!いくら軍人だからと言っても、国の為に死なせたくはありません!私は部下を1人でも多く死なせずに家族の元へと帰してやりたいのです!それが士官としての真の務めでは無いのでしょうか?』 マックスの言葉に誰1人、賛成の意見を述べる者はいなかった。
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