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不思議な男4

[188]  ハック  2008-02-28投稿
朝だ、不安からか眠れなかった。 どんな仕事なのかは気になるが、金は欲しい。
「????」
 携帯が鳴った、知らない番号からの着信。
「はい」

「お〜俺だ、加山だよ。」

「あ〜どうも。」

「何かしこまってんだよ?別に昨日の感じでいいよ。」

「はぁ〜」

「昨日言ってたのだけど、今日の、そうだな〜・・昼の1時に駅で待ち合わせしよう。」

「1時に駅ね。どんな格好で行けばいいんだ?」

「別にどんなでもいいよ。着る服はこっちで用意するから」
「わかった。」

「それじゃあまた」
1時までまだ余裕がある、とりあえず朝飯食って、風呂にでも入ろう。

家を出て駅に向かう。 今頃眠気がおそってきた。 だるさと不安で無性に帰りたい気分だ。

駅が見えてきた。加山らしき男はまだいないようだ。 一服しようとベンチに座ると隣の男が声をかけてきた。

「おぅ丈君?早いね」

えっ?加山?
昨日とは全然雰囲気が違う妙に普通の格好だ。こいつホントに何者なんだろう?

「え〜と、これ今日着る服。それに着替えておいて。」

渡された袋の中にはスーツにシャツ、ネクタイ、靴そして携帯が入っていた。

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