トロイメライ04
「貴女がイヴね?」「そうですが?」
するとナリアは喜んだ。
「やっぱり!嬉しいですわ!同じ歳の、しかも魔女様に会えるなんて。」
「そ、そんなぁ。魔女様なんて…。お姫様に言わせられないですよ!」
ナリアは、ふふっと笑った。
「本当はね、私達は一度会った事があるんですよ?」
「え?うそ!?そうなの?ディズ。」
ディズはいきなり話題が自分に来るとは思わなかった。
「あ、あぁ。」
「えー?!いつ?」
「あれは、まだ小さい時。聖なる森にフィレンさんと四人で行ったのですよ?」
ディズにはいやな思い出だった。
小さかったディズは遊びに来ていたナリアに、聖なる森を教えた。すると、ナリアは行きたいと言い出し、フィレンが付人になった。その時娘のイヴも来ていたのだ。
しかしその後で、フィレンが目を離した隙に巨大毒蛇にディズとナリアは襲われた。
ディズは怖くて動けなかったのに、イヴは勇敢にも小さな魔法で蛇を怯ませた。
気付いたフィレンが駆け付け、すぐに脱出した…というエピソードがあるのだ。
しかし小さくて、ディズ以外は忘れているようだ。まぁ、その方が好都合だが。
「あの時、何があったか忘れてしまいました。だけど、助けられた記憶はあるのです。だから魔女様ですよ。」
「聖なる森かぁ。あたし助けた記憶ないなぁ〜。」
思い出すな!とディズは思い、話を変えようとした。
「聖なる森より…」
「そうですわ!聖なる森…行きたいです!行きましょう?」
「あ!行きたい!」
何二人で意気投合してんだよ!
「行こう?ディズ?あたし王様に話てくる!」
「私も行きます。」そんな勝手に…。
「だー、もう!行くよ、分かったよ!」
ナリアとイヴは顔を見合わせ笑った。
「イヴ、二人を守っるのじゃよ?じゃあ気をつけて。」
アルフに言われディズは、守られるのは
イヴじゃないのか?と思った。
「出発ですね!前は会えなかったけど、聖なる森には精霊がいると聞きます。」
「そうなの?あたし知らなかったー!ディズより物知りじゃん!」
「っせーな!」
「そして森は神秘のベールで守られている…とも。」
「あー、それはあるぞ。光の力神より森へ、だろ?」
ただこの時ディズは、どこにでもある迷信だと思っていた。
するとナリアは喜んだ。
「やっぱり!嬉しいですわ!同じ歳の、しかも魔女様に会えるなんて。」
「そ、そんなぁ。魔女様なんて…。お姫様に言わせられないですよ!」
ナリアは、ふふっと笑った。
「本当はね、私達は一度会った事があるんですよ?」
「え?うそ!?そうなの?ディズ。」
ディズはいきなり話題が自分に来るとは思わなかった。
「あ、あぁ。」
「えー?!いつ?」
「あれは、まだ小さい時。聖なる森にフィレンさんと四人で行ったのですよ?」
ディズにはいやな思い出だった。
小さかったディズは遊びに来ていたナリアに、聖なる森を教えた。すると、ナリアは行きたいと言い出し、フィレンが付人になった。その時娘のイヴも来ていたのだ。
しかしその後で、フィレンが目を離した隙に巨大毒蛇にディズとナリアは襲われた。
ディズは怖くて動けなかったのに、イヴは勇敢にも小さな魔法で蛇を怯ませた。
気付いたフィレンが駆け付け、すぐに脱出した…というエピソードがあるのだ。
しかし小さくて、ディズ以外は忘れているようだ。まぁ、その方が好都合だが。
「あの時、何があったか忘れてしまいました。だけど、助けられた記憶はあるのです。だから魔女様ですよ。」
「聖なる森かぁ。あたし助けた記憶ないなぁ〜。」
思い出すな!とディズは思い、話を変えようとした。
「聖なる森より…」
「そうですわ!聖なる森…行きたいです!行きましょう?」
「あ!行きたい!」
何二人で意気投合してんだよ!
「行こう?ディズ?あたし王様に話てくる!」
「私も行きます。」そんな勝手に…。
「だー、もう!行くよ、分かったよ!」
ナリアとイヴは顔を見合わせ笑った。
「イヴ、二人を守っるのじゃよ?じゃあ気をつけて。」
アルフに言われディズは、守られるのは
イヴじゃないのか?と思った。
「出発ですね!前は会えなかったけど、聖なる森には精霊がいると聞きます。」
「そうなの?あたし知らなかったー!ディズより物知りじゃん!」
「っせーな!」
「そして森は神秘のベールで守られている…とも。」
「あー、それはあるぞ。光の力神より森へ、だろ?」
ただこの時ディズは、どこにでもある迷信だと思っていた。
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