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不思議な男「準編」2

[188]  ハック  2008-03-02投稿
ニュースによると、丈と言う男は死ぬ間際に、加山という名前を何度も呼んでいたようだ。
まずこの加山と言う人間が誰なのか調べなければならない。 もし加山が佐藤と同一人物なら・・・・・とにかく調べよう!

知り合いの警察官に聞いたところ、野次馬の中に丈と接触した男がいたそうだ。 が詳しい服装や特徴は皆覚えてないとの事だった。
そんな事あるんだろうか? 警察の調べでは、事件の時、まわりにいた野次馬は30人位だったそうだ。 確かに発砲が起こってる場所に近づく人はいないと思うが、一人位男の顔を覚えていてもイイ様な気がする。 無理と言われたが、知り合いの警察官に、その中で、一番詳しく状況を説明していたという女性の住所を教えてもらった。

書いてある住所の家に着いた。 チャイムを押すと、まもなく女性が顔をだした。 とても綺麗な人だ、年齢は30代前半位だろうか?

「どちら様ですか?」

「私保険調査員の桜田と申します」

「はい、どうも」

「先日の事件の事をおうかがいしたくて、今お時間よろしいですか。」

「はい、それでは寒いので中にどうぞ」
「ありがとうございます、それでは失礼します。」

もちろん調査員というのは嘘だ、しかし彼女は疑いなく信じてくれた。 みだしなみを整えてきてよかった。

「それでは事件の状況を簡単に教えていただけますか?」

「柏ビルの前を歩いていたら、急に拳銃の音がして、まもなく被害者の男の人がうめき声が聞こえてきました。 なんだろうと思っていると、また銃声が聞こえて、 それから被害者の男性が誰かと電話を始めて、すぐに男の人が被害者に近づいて来て、服の中に何か入れた様に見えました。 それから少しするとその男は立ち去りました。 気が動転してたし、離れた所にいたんで確かかはわからないです。すいません。」

「会話の内容は聞き取れましたか?」

「いいえ」

「顔は確認できましたか?」

「いいえ」

「そうですか、貴重なお時間ありがとうございました。とても参考になりました。」

有力な情報は得られなかった。 でも、被害者に近づいた男がいたのは確かだ。この男が加山であろ事は間違いない。男の情報を収集しなくては!

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