所有者
51才で病死した妻と通夜の晩にセックスをする。という小説を読んだ。
55才の夫が、息子夫婦をはじめ人ばらいをし、ことにのぞむ。
妻を自分の所有物だと信じる夫の奇行。
究極の夫婦愛か、ただの屍姦か問う純文学だった。
私の夫は間違いなく、私を自分の所有物だと思っているだろう。世間の妻帯者は大多数がそう思ってるでしょう。
父親が所有していた女を『娘さんを下さい』という言葉と引き換えにもらう。
所有権が父親から夫に移る。
人はモノじゃないというけれど結婚なんてそんなものだと思う。
夫たちは、自分の所有物が何を考え、何をしているかなんてほとんど知らないだろう。
感想
- 9091: 作風があやこさんらしくないですね。でも夫して考えさせられるいい作品ですねd(^-^)やる気まんまんで彼女に会ったら語られて悩んで帰る感覚です。花雲 [2011-01-16]
- 9092: (°д°;)私はやれる女風な作風なのでしょうか…確かにエロですもんね…。エロと良妻賢母両立していきまっす!《あやこ》 [2011-01-16]
- 9246: 所有物と化しているといえば……子供も半ばそんな雰囲気ですよね。 力では勝てないし、勝てるようになった頃には世間体や責任に縛られてしまう、という。 親の心子知らず、といいますが、親だって子供の心を忘れてしまっています。きっと、夫婦も、一緒にいながら相入れない方々は沢山いらっしゃるんでしょうね。 規那 [2011-01-16]
- 9264: 大人が子供を所有してるように子供も大人を所有してると思います。『所有者』では所有って一方通行のようにみえて相互関係あるんだよなぁ…と所有される側の心地良さと慢心みたいなもの書けたらと思ってたんですが…。夫への不満物語になっちゃったかも…。違うの(ノ_・。)私の力不足です《あやこ》 [2011-01-16]