白黒の恋?〜白と黒の間?〜
キョンの演奏を見に行く事はキョンの仕事姿を見に行く事。
キョンに以前、見に来てくれた人に感動を与えるいい仕事だねと言った事がある。キョンは照れながら
『そうだね、もしかすると私の演奏を聞いてピアニストになりたいって思ってくれる人がいるかもね』と言ったのを覚えている。
夢、感動。
それは机の上で仕事をしている俺にとってはその言葉が出てこない全く違う世界だった。
搭乗前にキョンにメールした。
「買い物にいくね」
もちろんキョンはリハーサル中なので返事は後から返ってくる。とりあえず北海道から羽田空港までの1時間半、携帯の電源をOffにし飛行機は彼女の住む東京にむかう。
席は1番前。俺は終始笑顔だった。キョンに会える喜びでいっぱいだったからだと思う。…
……
向かいの客室乗務員に『どうかされましたか?』
と言われ、俺は今日の事を話した。
『サプライズにしては凄いですねぇ、彼女もきっと喜びますよ』
「えぇ、ですが演奏に集中させたいので直接会うのはやめようかと…」
話してるうちに飛行機は羽田に着こうとしていた。時間というのは早いものだ。
羽田に着いてからは前と同じパターン。モノレール、山手線に乗り、最寄りの駅からタクシーを拾って会場へむかう。
会場に着いた頃にはもう4時前になっていた。
会場に入って入場券を買う。会場に入る前だというのに声が天井まで響くくらい広いロビーだった。携帯をマナーにしてなかったので着メロがロビーにこだまする。相手はキョンだった。
マズい(汗)
会場にいることがバレてしまうのではと思い、一旦、外に出た。
『もしもし』
「ごめんごめん。外にいたから気付かなくて」
『そうなの?買い物まだしてたの?』
「車のガソリン入れに来てたんだ」
『そうかぁ、メール見た?』
「見てないや↓後でみるね」
『わかった。私そろそろ出番だから行くね』
そう言ってキョンは電話を切った。
俺はメールを問い合わせた。メールにはこう書かれていた。
『今日はなんか調子いいみたい。リハーサルも凄くよく出来たの。あのね、あなたと付き合ってから周りの風景が違って見えるの。キラキラしてほのぼのしていて…。ソウキュウ大好きだよ。これからもこのキラキラした景色を私に見せて欲しい。ソウキュウも私と同じだったらいいなぁ』
キョンに以前、見に来てくれた人に感動を与えるいい仕事だねと言った事がある。キョンは照れながら
『そうだね、もしかすると私の演奏を聞いてピアニストになりたいって思ってくれる人がいるかもね』と言ったのを覚えている。
夢、感動。
それは机の上で仕事をしている俺にとってはその言葉が出てこない全く違う世界だった。
搭乗前にキョンにメールした。
「買い物にいくね」
もちろんキョンはリハーサル中なので返事は後から返ってくる。とりあえず北海道から羽田空港までの1時間半、携帯の電源をOffにし飛行機は彼女の住む東京にむかう。
席は1番前。俺は終始笑顔だった。キョンに会える喜びでいっぱいだったからだと思う。…
……
向かいの客室乗務員に『どうかされましたか?』
と言われ、俺は今日の事を話した。
『サプライズにしては凄いですねぇ、彼女もきっと喜びますよ』
「えぇ、ですが演奏に集中させたいので直接会うのはやめようかと…」
話してるうちに飛行機は羽田に着こうとしていた。時間というのは早いものだ。
羽田に着いてからは前と同じパターン。モノレール、山手線に乗り、最寄りの駅からタクシーを拾って会場へむかう。
会場に着いた頃にはもう4時前になっていた。
会場に入って入場券を買う。会場に入る前だというのに声が天井まで響くくらい広いロビーだった。携帯をマナーにしてなかったので着メロがロビーにこだまする。相手はキョンだった。
マズい(汗)
会場にいることがバレてしまうのではと思い、一旦、外に出た。
『もしもし』
「ごめんごめん。外にいたから気付かなくて」
『そうなの?買い物まだしてたの?』
「車のガソリン入れに来てたんだ」
『そうかぁ、メール見た?』
「見てないや↓後でみるね」
『わかった。私そろそろ出番だから行くね』
そう言ってキョンは電話を切った。
俺はメールを問い合わせた。メールにはこう書かれていた。
『今日はなんか調子いいみたい。リハーサルも凄くよく出来たの。あのね、あなたと付き合ってから周りの風景が違って見えるの。キラキラしてほのぼのしていて…。ソウキュウ大好きだよ。これからもこのキラキラした景色を私に見せて欲しい。ソウキュウも私と同じだったらいいなぁ』
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