未来-6-
(ねぇ…俺ら付き合わねぇ?)
(そう言われたのは高2の夏だった)
瞳は病室に戻りベッドに入った…
「思い出したくなかったのに…うっ…」
涙が出てきた…
(クラスメートの男の子の名前は風間宏)
(クラスでは目立つ存在で…人気があった…)
(そんな彼と仲良くする私はクラスの女子に嫌われた…)
(最近元気ねぇじゃん…どした?)
(えっ…元気だよ)
(彼には言わなかった…)
(ならいいけど…無理すんなよ?)
(彼の優しさに涙が出そうだった)
(佐伯さん!ちょっといい?)
(クラスの女子で1番目立つグループに呼ばれた…)
(私は人気のないところへ連れて行かれた…)
(あんたさぁ…宏に近づかないでくれる?まじうざいんだよ)
(てか、勉強出来るからって調子のんなや)
(ブスのくせに)
(死んでくんない?まじうざいから)
(…)
(何とか言えよ!!)
バシッ
(何も言い返さない瞳に切れて1人が瞳にビンタした)
(それから殴る蹴るが10分続いた…)
(彼女たちは帰って行った…)
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