未来-7-
(佐伯…瞳…)
大学3年の夏…母校の私立綾峰高校へ行った日…
あの日からずっと君が好きなんだ…
(田中先生お久しぶりです)
(おぅ!柳瀬か久しぶりだな〜大学の方はどうだ?)
(順調です)
(ふっ…やっぱりな…お前は昔から優秀だったからな)
(ありがとうございます)
(でもな、お前を上回る生徒がおるんだよ!)
(今2年の佐伯瞳だ)
(?)
(そうなんですか?)
(今日も…ほれっ!あそこで9月にある体育祭準備を…頑張ってるよ)
(へぇ…)
(俺はその時1人黙々と作業する子を見て頑張ってるなと思った…)
(おぉ〜い!佐伯!)
(田中は佐伯を呼んだ)
(田中先生、なんですか?)
(呼んだだけだ〜頑張れよ〜)
(くすっはい!頑張ります!ありがとうございます)
(笑顔で答えた彼女に俺は恋をした)
そして、思い出したんだ…
君が幼い頃公園で泣いていたのを…
あの日も君は笑ったね…
俺は君の笑顔が見たいんだ…
君の隣にいたいんだ…
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