不思議な男「準編」4
「丈君とは、学校が一緒というわけではなかったんですが、僕がバイトしていたお店に何度か来てもらってるうちに、いつの間にか話しをするようになって、なんだか妙に気があって、一緒にお酒を飲みに行ったりしてました。大人になってから友達になる事ってなかなかないので、すごく大事な友達でした。」
「そうですか、息子と仲良くしてくれて本当にありがとう。」
「いえ、こちらこそ本当にありがとうございました。 ところでもし良かったら丈君の最後の言葉を見たいので携帯拝見させてもらってもよろしいですか?」
「もちろん、ちょっと待っててね。」
思ったより嘘がすらすら言えた。
「はい、どうぞ」
「ありがとうございます。拝見させていただきます。」
おそらく、加山という男の番号は消去されているだろう。わずかな期待で携帯の発歴を確認した。 なんと、奇跡的に加山の文字が残っていた。 すぐその番号を自分の携帯へ入れた。 他の発歴とメールをチェックし母親に携帯を返した。
「ありがとうございました。最後にメールしていた子にも話しを聞いて、思い出話しでもしたいと思います。帰る前にもう一度線香あげさせてください。」
「はい。」
「今日は長い時間ありがとうございました。」
「いえ、こちらこそ。 またいらして下さいね。」
「はい、それでは失礼します。」
なんとか加山という男の番号を手に入れた。 もう番号は変わっている可能性は高いが、かけてみる価値はある。
発信・・呼出音1回 2回 3回・・「はい?」
つながった!この声聞き覚えがある。 やはり佐藤だ。
「もしもし?・・もしもし?・・プツッ」
電話が切れた、間違いない。 加山はやはり佐藤だったんだ!これで糸口が広がった。 直接佐藤に接触してバイトと事件の事を問い詰めよう。
不安はある、でもどうしても真相を確認しないとこれから前に進めない様な気がしていた。
「そうですか、息子と仲良くしてくれて本当にありがとう。」
「いえ、こちらこそ本当にありがとうございました。 ところでもし良かったら丈君の最後の言葉を見たいので携帯拝見させてもらってもよろしいですか?」
「もちろん、ちょっと待っててね。」
思ったより嘘がすらすら言えた。
「はい、どうぞ」
「ありがとうございます。拝見させていただきます。」
おそらく、加山という男の番号は消去されているだろう。わずかな期待で携帯の発歴を確認した。 なんと、奇跡的に加山の文字が残っていた。 すぐその番号を自分の携帯へ入れた。 他の発歴とメールをチェックし母親に携帯を返した。
「ありがとうございました。最後にメールしていた子にも話しを聞いて、思い出話しでもしたいと思います。帰る前にもう一度線香あげさせてください。」
「はい。」
「今日は長い時間ありがとうございました。」
「いえ、こちらこそ。 またいらして下さいね。」
「はい、それでは失礼します。」
なんとか加山という男の番号を手に入れた。 もう番号は変わっている可能性は高いが、かけてみる価値はある。
発信・・呼出音1回 2回 3回・・「はい?」
つながった!この声聞き覚えがある。 やはり佐藤だ。
「もしもし?・・もしもし?・・プツッ」
電話が切れた、間違いない。 加山はやはり佐藤だったんだ!これで糸口が広がった。 直接佐藤に接触してバイトと事件の事を問い詰めよう。
不安はある、でもどうしても真相を確認しないとこれから前に進めない様な気がしていた。
感想
感想はありません。