携帯小説!(PC版)

愛してる

[513]  2006-04-26投稿
貴方に出逢ったのは二年前。桜が咲き、私が21歳になったばかりの時だった。新しいバイトは近くの駅のキャバにした。夜の仕事は初めてではないし、自信があった。
……もう恋はしない……そう、誓った頃だった。初めて会った時、貴方の視線に気づいていた。
でも、男はいらないし毎日楽しかったから瞳を合わす事はしなかった。
なのに貴方は飛び込む様に私の心に入ってきたょね?そんな図々しい貴方を思いやりのない人間だと私は軽蔑してたんだ。誘いに乗ったのはもて遊ぶ為。夜の世界で私が学んだのは女を武器に男を操る事。私から見て貴方の魅力はお金だった。友達に自慢する為と酒を飲んで人恋しくなった時だけ誘ってきて飲みに行きヤレば帰る。傲慢で勝手な男
あれから二年経ち…二人だけで会う様になりシラフで過ごす時間が増え週末だけが平日も一緒に居る様になった。私は夜を辞めた。キスが増え腕枕をし寝付かせてくれる。会えないと不安になると言って、結婚しよう。と家や子供や未来の話をしてくれる。私の全てを愛してると言ってくれる。いつの間にか心は溶かされ、また人を愛してしまった。
傲慢で勝手な男は優しい誠実な男になった。

私も貴方を愛してるよ
誰よりも…永遠に…

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