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白黒の恋?〜白と黒の間〜?

[246]  ソウキュウ  2008-03-10投稿
俺はベンチに座った。
俺は高校の時からやっているハンドボールで膝を痛めてからというもの、長い時間立っていたり、歩く事が出来なかった。
俺は街灯の下で今日の事を思い出していた。
白い光を浴びるキョンと暗い観客席の奥、出入口のドアの前に立つ俺。
白と黒の間には灰色ではなく、色分けされているパレットのように隔たるものがあった。
俺はこの隔たりからキョンを支える自信を少し無くしていた。

みんながよく言うあれだ

住む世界が違う

気付くのが遅いのかもしれない。でもキョンへの好きだって気持ちは変わってはいない。俺の中で葛藤の闇がまた訪れる。
キラキラに雲が差し掛かる。

その時、キョンからTELがかかってきた。キョンに今日、嘘をついた事を謝らないといけないと思い、電話に出た。

「今日はごめ…」
『バカーーー!!』
「…」
やっぱり怒られた↓↓そりゃそうだよな↓
『なんで裏に来なかったの?もう!!』
「嘘をついてごめんね」
『そんなのどうでもいいの!!』
え?
『今はどこにいるの?』
「わからないよ↓でも会場の近くだよ」
『じゃあ引き返して来て』
わかったと言い、TELを切る。
怒ってるんだろうなと思い、ベンチから立ち上がった。
やれやれ↓
キョンの声を聞いて少し葛藤が失くなっていた。キョンが俺に向かって怒った事、引き返してって言うちょっとのワガママは普通のカップルがする事だったからだ。迷う度に俺はキョンに救われていると思った。壁を作っていたのは俺の方だった。ピアニストもサラリーマンもどんな職歴を持つ人も普通の人間なんだと、お互いが刺激し合っているんだからそれでいいのだとキョンは俺に教えてくれた。
『バカーーーー!!』って言葉だけでね。
俺が単純なのかもしれないが信じてみようと思い、膝の痛みなんか忘れて俺は軽く走り出した。

感想

  • 9241: 最近、ソウキュウとキョンは動かないみたいですね。蜜月期にはまだ入らないで欲しいなぁ…これからの展開に期待してるんだけどなぁ《あやこ》 [2011-01-16]

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