ロック!?
「誰か良いボーカルいないのか?」(浩紀) 正直ボーカルはまったくあてがなかった。 「いないっすねぇ〜、カラオケ上手いやつならいくらでもいるんすけどね」(ユウタ) ユウタもあてがなかったようだ。 「…俺、今年の文化祭は本気でやろうと思ってる、だから適当には選びたくない」(浩紀) ユウタはしばらく考えこんだ。 「そういや俺のクラスに合唱部に入ってるやついるんすけどカラオケでロック歌うらしくて…それがすごいらしいっすよ!」(ユウタ) 俺もしばらく考えた。 「合唱部か…ロックって感じしないけどなぁ…」(浩紀) 「でもそいつにあってみる価値はあるっすよ!」(ユウタ) 「そうだな、じゃあ今からそいつのとこに行くか」(浩紀) 俺とユウタは合唱部が練習している音楽室に向かった。 音楽室では部活動生が練習中だった。 「おーい!啓太!」(ユウタ) ユウタは練習中にもかかわらず大声を出した。 「おい!ユウタ!」(浩紀) 俺は急いでユウタを音楽室から引っ張り出した。 音楽室の中が急に静かになり1人の女子生徒が音楽室から出てきた。 「今練習中なんだから邪魔しないでよ!浩紀くんもちゃんと一年生の面倒見てなきゃダメだよ。」 女子生徒は同じクラスの葵だった。 合唱部でピアノを担当していて文化祭で演奏する曲を練習中だった。 「啓太呼んでくれないっすか!?先輩お願いしますよぉ〜」(ユウタ) ユウタはまだ大声を出していた。 「わりぃ…すぐ連れて行くから。」(浩紀) 俺はユウタの腕をつかみ連れていこうとした。 「ユウタ!何か用か?」(啓太) 後ろから声がした。 「啓太ぁ、ちょっと話しあるんだけどさ!」(ユウタ) 「ちょ、ちょっと!今練習中!」(葵) 葵が慌てて言った。 「すいません先輩!すぐ終わるんで!」(啓太) 啓太はそう言って逃げるようにして俺たちについてきた。
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