携帯小説!(PC版)

質 問(two

[335]  クイクシルバ  2008-03-11投稿



同じ机に互い向き合って
きみは椅子に座って本を読み

ぼくは地面に膝をつき
計算を解く



「えーと、、
1時間は何秒なんだっけ」



「、、ボールペンを
カチカチするクセ直しなさいよ
1時間は3600秒よ
ここに書いたでしょ?」



きみは
紙の上で計算したその数字に人差し指をあてる




「爪 きれいだね」


「はっ、、?!」


「僕のと比べるとほら
すごくきれいだよ」


「なっ、なによ急にっ、、!

1年が何秒か知りたいんでしょっ?
、、ほら
ボールペンかして」



きみは
その紙に数字を書きながら計算を口ずさむ


「3600秒×24時間

、、1日は86400秒

、、で
86400秒×365、、、、」






数字の羅列を書き終え
少し笑った




「へんな質問、、」



そう言って本を読み始める









やっぱり
数字は難解で残酷だな



でも

きみと一緒に解けて
よかった






僕はもう質問しつくした

きみの全てを







そして僕は
最後の質問をする





「で、、その本
なんて読むの?」





、、、

感想

感想はありません。

「 クイクシルバ 」の携帯小説

ファンタジーの新着携帯小説

サーバ維持用カンパお願いします。
WebMoney ぷちカンパ

Twitterで管理人をフォローする

利用規約 - サイトマップ - 運営団体
© TagajoTown 管理人のメールアドレス